アドレスでソール全部をつけるのはNG!真っすぐ飛ばすアドレスとは?

アドレスでソール全部をつけるのはNG!真っすぐ飛ばすアドレスとは?

 アイアンでつかまったボールを打つには、「グリップエンドに下向きの力をかけること」が重要だと話すのは、ティーチングプロの石井良介。アイアンでスライスする人は、下向きのテンションがかかっていないことが大きな原因だと言います。その理由について、石井氏に解説してもらいます。

「手元は下」「ヘッドは上」が真っすぐ飛ばすメカニズム

手元を下げると適正ライ角で打てる

 アイアンはクラブの構造上、圧倒的にヘッド側が重いので、インパクトでヘッド側が強い力で地面に引っぱられていきます。これがいわゆるトゥダウン現象なのですが、ヘッドが下に引っぱられると手元側には体から離れていこうとする見えない力がはたらきます。アイアンで手元が浮くのは、この「見えない力」が原因なのです。

 それに対抗するには、手元側に下向きに力を入れてください。手元側を下に押そうとするとヘッド側には上向きにテンションがかかるので、トゥダウンが抑えられます。トラックマンで検証しても、その違いは明らかでした。

トゥが浮くように左手の腹で押して構える

トゥが浮くのが正解

 グリップエンドに正しく下向きの力を入れると、ヘッドのトゥ側が少し浮きます。上級者やプロゴルファーはみんなトゥがやや浮いていますが、あれはアドレスでグリップエンドに下向きのテンションがかかっている証拠なのです。

 カン違いしてはいけないのは、下向きに力を入れようとして手元を低くしてしまうこと。手元の高さを変えずに、下向きに力をかけることが大切です。

ソールのトゥ側までぴったりと地面につくのはNG

詳細は下記のYouTubeの動画をチェックしてください。『ワッグルチャンネル』の登録もお願いします。

出典=ワッグルチャンネル/YouTube

レッスン=石井良介

●いしい・りょうすけ/1981年生ま
れ、神奈川県出身。PGAティーチ
ングプロA級の資格をもち、トラッ
クマンを使用したレッスンや試打
企画が大人気。神奈川県のハンズ
ゴルフクラブなどで、アマチュアの
レッスンも行っている。

構成=野中真一
写真=相田克己

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