
「ジャンプしながら…」地面反力を習得して飛距離アップを目指す
多くの海外コーチのメソッドを現地で直接指導を受けてきた吉田洋一郎がその概要をアマチュアにもわかりやすく解説。
今回は、フランチェスコ・モリナリのメジャー制覇を支えたデニス・ピューのメソッドを紹介する。
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踏み込むタイミングをつかんで地面反力を生かす

【メソッドを習得Step1】ジャンプしながら回転して抜重のタイミングを習得

地面反力を使ったジャンプを回転に生かすには、地面を押す力をオフにする「抜重(ばつじゅう)」のタイミングが肝心。上の写真のように、踏み込んでからジャンプしつつ、体が目標方向を向くまで回転する動きをやってみるとわかりやすい。

「抜重」によって跳び上がるタイミングは意外に早い。体が回ってからジャンプするのでは遅すぎるので注意
【メソッドを習得Step2】ヒールアップ後すぐに踏み込む素振り

ヒールアップした左足を早いタイミングで踏み込まないと地面反力は使えない。フットワークに集中し、バックスイングで手元が腰より上にきたくらいのタイミングで踏み込んで切り返す練習をしよう。

トップに達してから踏み込んだのでは、遅すぎて地面反力は使えない
【メソッドを習得Step3】トップでクラブの反動を感じて切り返すドリル

切り返しで反動を感じるには、クラブがトップで背中にぶつかってから下ろし始める素振りが効果的。腕の力で切り返すのではなく、脱力した腕やクラブが下半身に引っぱられる感覚だ。

腕をボール方向に引き下ろさず、手元を体から遠ざけるような感覚をもつのがポイント
いかがでしたか? この記事を参考に3つのメソッドを習得していきましょう。

解説・レッスン=吉田洋一郎
●よしだ・ひろいちろう/1978年生まれ、北海道出身。スイング研究に強い情熱を燃やし、海外で直接有名コーチのメソッドを学び知識を広げる。日本ゴルフスイング研究所主宰
構成=鈴木康介
写真=中野義昌、ゲーリー小林、
協力=取手桜が丘ゴルフクラブ(アコーディア・ゴルフ)
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