50代からでも遅くない!シニアプロから学ぶテークバックの練習法!

歳をとると体が硬くなり、トップでの捻転が浅くなるため、ボールが飛ばなくなる。

この症状を改善するふたつの特効薬をレクチャー。

【関連記事】菅沼菜々、初の写真集発売!詳細は公式LINEにて告知

ふすまを開けるようにゆっくり低く引くと深い捻転で飛ばせる

スタートが大事!
左肩を中心とした体の左サイドを使い、クラブをゆっくり低く引く。手先を使って振り上げるのはNG(写真左)
テークバックを工夫すれば、体が動いて、深い捻転のトップが実現する(写真右)

歳をとっても飛ばすには、トップでの深い捻転が不可欠。体が硬くなり捻転不足に悩んでいる人は、日ごろのストレッチで柔軟性を高めるのはもちろん、次のふたつの方法で改善できると深堀圭一郎はいう。

「ひとつは、テークバックでクラブをゆっくり、低く引きます。胸を右に向けつつ、左手でふすまを静かに開けるようなイメージです。こうして体の左サイドを動かせば、手打ちにならず、左肩が深く入ります。もうひとつは、スタンスをクローズにします。これは右肩や右腰の動きが詰まってしまう人に有効。体の右側にスペースが生まれるぶん、体が回りやすくなるので試してみてください」

体の回転を重視してタイミングよく打つ

トップで深い捻転を作ったら、腕力に頼らずに、体の回転を重視して打つ。本番では打ち急がないように注意

Point1:胸を右に向けつつクラブをゆっくり低く引く

ヒザの高さまでは、手先を使わずに、体の回転でクラブをゆっくり低く引くことが重要。クラブよりも先に体の左サイドが動きだせば、体がスムーズに回転する

トップで左肩がアゴの下に入り、背中が目標を向くくらいの捻転が理想的

始動で手先を使ってクラブを持ち上げると、硬い体がさらに動かなくなり、捻転不足で飛ばなくなる

Point2:スタンスをクローズにすると体が回りやすい

通常(写真左)、クローズスタンス(写真右)

クローズスタンスなら、体の右側にスペースが生まれて、右肩や右腰が動きやすくなる。このスタンスに沿ってクラブを引けば、インサイドに上がり、より深い捻転が可能になる

右足を背中側に引く

スクエアなスタンスから、右足を背中側に引いて、ややクローズに構える

いかがでしたか? ぜひ、レッスンを参考にして、練習してみてください!

レッスン=深堀圭一郎
●ふかぼり・けいいちろう/1968年生まれ、東京都出身。173㎝、68㎏。03年に日本オープンを制するなどレギュラーツアー8勝。ツアー屈指の理論派として多方面で活躍中。ラテール・エンタプライズ所属。

構成=小山俊正 
写真=圓岡紀夫

【あわせて読みたい】

菅沼菜々、初の写真集発売!詳細は公式LINEにて告知

「7番アイアンで200ヤードも飛ぶ」ってマジ!?“飛距離”に特化したアイアン4選

7番ウッドを選ぶ時の「4つのポイント」!最新15モデルを試打解説

関連記事一覧