一般ゴルファーが使いやすいFW11本!最新モデルを解説

近ごろのFW(フェアウェイウッド)は、これまでの3、5Wだけでなく、その間の4Wを発売するメーカーが増えている。熟年層には「昔はバフィー(4W)使っていたなぁ」なんて懐かしむゴルファーもいるだろうが、なぜ再び4Wが追加されたのか?

その理由や最新モデルの性能を、10年も前から4Wをアマチュアに推しているカノマタが徹底解説!

【関連記事】菅沼菜々、初の写真集発売!購入はこちら

【タイトリスト】GT2

SPEC
●ロフト角/ 13.5 度、15度、16.5 度、18 度、21 度
●シャフト/ TENSEI 1K ブルー55 など
●価格/ 6 万6000 円

飛ぶ、王道の4W

一般ゴルファーが使いやすいです

決してロースピンすぎない、スピン量も打ち出し角も適正値が出ますね。4Wとして王道的な理想の球筋を打てるので、アベレージゴルファーが使いやすい、やさしさと振りやすさがある。「GTシリーズ」になってから飛距離性能も上がり、飛びも魅力のひとつです。

【タイトリスト】GT3

SPEC
●ロフト角/ 15 度、16.5度、18 度
●シャフト/ TENSEI 1K ブルー55 など
●価格/ 6 万6000 円

操作性の高さが魅力

パワーヒッターが使える4Wです

タイトリストらしいディープな形状で「GT2」と比較すると操作性が高い。ドロー、フェード、ハイボール、ローボールと打ち分けることができるので、球筋をコントロールしたい人にオススメ。

打ち出しを抑えているので、HS45m/秒以上の人でも打球がフケ上がりません。

【ダンロップ】ゼクシオ 13

SPEC
●番手(ロフト角)/ 3W(15 度)、4W(16.5 度)、5W(18度)、7W(20 度)、9W(23度)
●シャフト/ゼクシオMP1300カーボンシャフト など
●価格/6 万500 円

やさしく球を上げられる

最高到達点の高さはNo1!

4Wにもゼクシオらしい爽快な打球音、上がりやすさ、やさしさはしっかり継承されています。打ち出しが高いというよりもしっかりとスピンが入ってくれるので、打球が途中からグングンと高く上がっていく。高さと落下角でグリーンに止められるフェアウェイウッドです。

【ダンロップ】ゼクシオ エックス

SPEC
●番手(ロフト角)/ 3W(15 度)、4W(16.5 度)、5W(18度)、7W(20 度)
●シャフト/Miyazaki AX-3 カーボンシャフトなど
●価格/ 6万500 円

ラインを出して打てる

4Wなのにアイアン感覚!

「ゼクシオ13」とは少し違う雰囲気で、打球音が締まった感じで小気味いい。ビッグキャリーというよりも方向性を上げるライン出しのイメージを出して打てるほど、コントロール性の高い4Wです。直進性が高いので、曲がり幅が少ないやさしさも兼ね備えています。

【テーラーメイド】Qi35

SPEC
●番手(ロフト角)/ 3W(15 度)、3 HL(16.5 度)、5W(18度)、7W(21 度)
●シャフト/2025 ディアマナ ブラック TM60など
●価格/ 6万500円 ※カスタムメイドクラブ

ツアープロが認める名器

座りがいい!打球がねじれない

テーラーメイドのフェアウェイウッドは、形状や打感がいいのでツアープロから評価が高いのですが、全体的に打球はロースピンになりやすい。だからこそ、4Wはすごくありがたく、ロフト角16.5度ならドライバーのHSが42m/秒あれば十分に打球に高さを出すことができます。

【メタルファクトリー】A+

SPEC
●番手(ロフト角)/ 3W(15度)、4W(16 度)、5W(18 度)、7W(21 度)
●オープン価格(編集部調べ・ヘッド単体4 万8000 円)

美しいヘッドで低重心

こだわりの鏡面研磨!

このモデルはコスモブラックとスカイブルーの2種類のカラーがありますが、どちらもヘッドシェイプがとても美しく、ターゲットに対してスクエアに構えやすい。ヘッド重心は低いので、高打ち出し・低スピン系の棒球で飛距離を大きく稼ぐことができます。

【マジェスティ】マジェスティ ロイヤル

SPEC
●番手(ロフト角)/ 3W(15 度)、4W(17 度)、5W(19度)、7W(21 度)
●シャフト/LV560B
●価格/ 9万9000円

いい意味でクセがない

楽に振っても飛ばせるタイプ

高級ブランドの「マジェスティ」ですが、フェアウェイウッドはいい意味でとてもオーソドックスにできていて使いこなしやすい。4Wとしては、標準的な打ち出し角とスピン量です。軽量モデルのカコデリーに入るので、ドライバーのHS35から40m/秒くらいの人にオススメです。

【PXG】PXG 0311 BLACK OPS

SPEC
●番手(ロフト角)/ 3W(15 度)、4W(17 度)、5W(18度)、7W(21 度)
●シャフト/FUJIKURA PXG プロサービス55など
●価格/ 4万9500円

ハイドローが打てる

デザインも玄人好み!

ライ角がややアップライト気味なので、構えた時点でボールをつかまえて打てるイメージがもてる。打っても弾道は、ハイドローが打ちやすいですね。座りのいいソール形状に仕上げているので、傾斜地やセミラフからでも抜けがいいタイプ。使い勝手のよさを感じました。

いかがでしたか? ぜひ、お気に入りの1本を見つけてください!

試打・解説=鹿又芳典
●かのまた・よしのり/多くのゴルフメ
ディアで活躍する人気クラブコーディ
ネーター。現役ツアープロのクラブ調
整やサポートだけでなく、ジュニアゴ
ルファーの育成にも注力している。

構成=野中真一、編集部 
写真=田中宏幸 
協力=ジャパンゴルフスクール

【あわせて読みたい】

菅沼菜々、初の写真集発売!詳細は公式LINEにて告知

「7番アイアンで200ヤードも飛ぶ」ってマジ!?“飛距離”に特化したアイアン4選

7番ウッドを選ぶ時の「4つのポイント」!最新15モデルを試打解説

関連記事一覧