
打感が軽いインサート系の新作パターを石井良介プロが徹底試打!
最新クラブも、ライやロケーションに左右されず、不調から好調にも戻れる「シンプルスイング」で打てば、その性能の〝進化〞と〝真価〞をフルに引き出すことができる。
スコアアップに貢献してくれる特徴をもった今どきの軽く打てるパターを紹介しつつ、その個性が〝どハマりする〞ゴルファーも教えてもらった。
打感が軽いインサート系パター→
おすすめゴルファー:打ちきれずショートのミスが多い人

DS72(写真左)/ PRIME TYNE4(中央)/ ANSER 2D(右)
「スコッツデール」の1番の特徴は「新PEBAXインサート」で、打感が軽くなり、軽い打感でも打音がしっかり聞こえて、しかもボールの転がりがよくなる。打音は距離感に大きく影響するので〝軽くても鳴る〟のは◎ですね。
打球は思ったよりも転がってくれますが、軽い打感によるもっとも大きな効果は「しっかり打てる」です。たとえば、ショートパットは曲がるラインでも直線的にしてカップオーバーくらいの強めのタッチで打ちたいですが、カツンと打とうとするとゆるんでしまう人がいます。しっかり打つといえばロングパットも同様で、強くヒットしようとするとゆるんでしまう。どちらもゆるみは、ショートのミスの原因になりますが「スコッツデール」は〝打ちきれない〟というパットが激減するでしょう。
たくさんあるヘッドタイプは、好みで選ぶのもいいですが、やわらかいインパクトフィーリングのなかでも、よりしっかり打ちたいならシャープな形状のANSER系、運ぶように打ちたいならDS72のようなマレット系がおすすめです。
ピン スコッツデール

SPEC
●モデル/ANSER、ANSER 4、ANSER 2D、B63、DS72、PRIME TYNE 4、PRIME TYNE C、OSLO 3、CRAZ-E、CRAZ-E CB●ヘッド素材/17-4SS、PEBAXインサート●標準ロフト/3度●標準ライ角/70度●標準シャフト長/34インチ(CRAZ-E CBは38インチ)●価格/4万4000円


ショートのミスが多い人には、ピンのスコッツデールがおすすめ。自分の特徴やスイングタイプにあわせてギアを選ぼう。

試打・解説=石井良介
●いしい・りょうすけ/1981年生まれ、神奈川県出身。PGAティーチングプロ資格をもつプロゴルファー。アマチュアのリアルなスイングや感情に訴えかけるアドバイスが多くのゴルファーを開眼させ、全国で行なうレッスン活動はつねに満員。レッスンの日程はインスタグラム(@ryosuke.ishii.214)などで開示中。
写真=田中宏幸
協力=日神グループ 平川CC