
女子プロが教えるパットの極意!実践する練習法も解説
短い距離も1打は1打!
3パットしない、1パットを増やすことでスコアアップ!
女子プロからのパッティング上達のヒントで、グリーン上でのムダな1打をなくそう。
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ボールから目を離してOK!
10センチ以内のスパットを見ながら打つ

画像右:スパットを狙う(方向性がよくなる)
〝スパットを見ながら打つ〞は「方向性がよくなる」と「ストロークがスムーズになる」のふたつの長所を合体させた打ち方になる
「方向性」と「スムーズなストローク」を両立
短いパットはボールの先にスパットを見つけて、そこを通すように打つと出球の方向が安定してカップインの確率が上がります。しかし、スパットを通すことに集中しすぎるとヘッドが止まってしまう。一方、カップを見ながら打つ練習だとヘッドはスムーズに出る。
そこで私は、目線がボールから外れすぎないように、ボールの先の10センチ以内にスパットを設定して、それを見たまま打つようにしています。ストロークのスムーズさを失わずに方向性のいいパッティングができるので、ショートパットが劇的に入るようになりますよ!
最初から「ややヘッドアップ」状態

「スパットを見ながら」は、目線がインパクトより先を向いている。「すでに少しヘッドアップしている状態なので打球が見やすい。また、ヘッドアップの動きが入ってしまう打ち方よりもミスにつながりにくいですよ」(福田)
ボールへの意識が強すぎるのはNG

ボールをミートしたい、打った球の行方が気になるなど、ボールへの意識が強すぎると、ヘッドアップや体が起き上がってしまうエラーが起こりやすい。狙った方向に打ち出せないだけでなく、距離感も悪くなってしまう
ラウンド前にティーを使って確認

スパットの変わりにティーを差し、それを見ながら練習することで“スパットの最適位置”を探そう。打球が「ティーの真正面に当たっているか」もチェック。ティーに当たってボールが左へ跳ねたら(写真下)「引っかけている!」ともわかる
いかがでしたか? スパットを見ながらのパッティングで、ストロークと方向性の安定性を高めましょう。

福田真未
●ふくだ・まみ / 1992年生まれ、福岡県出身。168cm。2017年の伊藤園レディスゴルフトーナメントでツアー初優勝。18年の北海道meijiカップでも勝利し、ツアー通算2勝。24年シーズンはブリヂストンレディスで7位タイ。安川電機所属。
構成=岡田豪太、小山俊正
写真=田中宏幸
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