
今どきの飛び系アイアン2機種を石井良介プロが試打!
最新クラブも、ライやロケーションに左右されず、不調から好調にも戻れる「シンプルスイング」で打てば、その性能の〝進化〞と〝真価〞をフルに引き出すことができる。
スコアアップに貢献してくれる特徴をもった今どきの飛び系アイアンを紹介しつつ、その個性が〝どハマりする〞ゴルファーも教えてもらった。
飛び系アイアン→
おすすめゴルファー:今どきアイアンのスタンダードを使いたい人

G440アイアン(写真下)
この2モデルのアイアンは、7番アイアンのロフトが30度より立っているので〝飛び系〟にカテゴライズされますが、アイアンの進化を見続けてきたなかで、これが今のアイアンのど真ん中、スタンダードモデルに位置するのでは、と思います。両モデルに共通するのは、前作よりも顔がシャープになり〝大ぶり感〟がなくなった。ツアーモデルに近い印象も得られるヘッド形状ですが、やさしさも担保されています。
見た目や打感などのフィーリング面がよくて、やさしさもあるとなれば、さらなるレベルアップを目指す、加齢などによるレベルダウンを取り戻したい、どちらのタイプにも適正があるので対象となるゴルファーは幅広いです。
「PRGR 03」は、とくに飛距離性能に秀でていますが、単に飛ぶだけでなくグリーンに止まる高さとスピン量が入るので、飛ぶことを武器にスコアメイクができます。
「G440」はドライバーも人気ですが、アイアンでもドライバーと同じく、ミスヒットに強く曲がらない弾道を武器にコースを攻略できます。
プロギア PRGR03

SPEC
●ヘッド素材/フェース:ニッケルクロムモリブデン鋼(SAE8655)、ボディ:軟鉄(S20C)●ロフト角(#7)/26度●重さ/362g(Diamana M FOR PRGR・フレックスSR)●シャフト(フレックス)/Diamana M FOR PRGR(R2、R、SR、S)など●価格/14万3000円(#7〜AW/5本セット)、2万8600円(#5、#6、GW/1本)

ピン G440

SPEC
●ヘッド素材/ハイパー17-4ステンレススチール●ロフト角(#7)/29度●重さ/約369g(ALTA J CB BLUE・フレックスR)●シャフト(フレックス)/ALTA J CB BLUE(R、SR、S)など●価格/2万9700円〜(1本)


今どきアイアンのスタンダードを使いたい人に、プロギアのPRGR03やピンのG440はおすすめのモデル。スコアアップの味方になってくれるモデルを選ぼう。

試打・解説=石井良介
●いしい・りょうすけ/1981年生まれ、神奈川県出身。PGAティーチングプロ資格をもつプロゴルファー。アマチュアのリアルなスイングや感情に訴えかけるアドバイスが多くのゴルファーを開眼させ、全国で行なうレッスン活動はつねに満員。レッスンの日程はインスタグラム(@ryosuke.ishii.214)などで開示中。
写真=田中宏幸
協力=日神グループ 平川CC