“引っかけスライス”の特効薬をプロが解説「フェースを被せた状態で…」

ラウンド当日、「ミスが止まらない」「いつもは出ないミスを連発する」「うまく打てない状況があった」。そんなときは、このレッスンをチェック!

ティーイングエリアや昼食時に、サクッと見られる動画も配信します。今月は、ラウンド当日にいきなり出始めたアイアンのスライスを解決する特効薬レッスンです。

スイングは直線運動と円運動を合わせたもの

アウトサイド・イン軌道

練習ではつかまった球(ドロー)が打てていたのに、ラウンド当日、スライスしか出ない、なんてことありますよね。スライスにはいくつか種類があるので、まずは「引っかけスライス」の特効薬から。引っかけスライスは、左打ち出しから右に曲がっていくスライス。この原因のひとつが、スイングがアウトサイド・イン軌道になっていることです。

インサイド・イン軌道

上の写真を見てください。スイングは直線運動(置いてあるクラブ部分)と円運動(フラフープ部分)の組み合わせ。なのに多くのアマチュアはダウンスイングで直線運動上にクラブヘッドを乗せたくなります。そうするとクラブがアウトサイド・イン軌道に。

フェースを被せた状態でスイングスタート!

視覚的効果を活用。フェースを極端に左に向けると、スクエアに戻して打ちたくなる。すると、無意識にインサイド・インの軌道になる。

あらかじめ、フェースを被せた状態でクラブを握る。握ってから被せるのはNG。

インサイド・イン軌道にするためにオススメなのがフェースを30度くらい被せて打つ方法で、これが特効薬! フェースを被せるとクラブをインサイドから下ろさないと左に引っかけてしまうため、強制的にインサイドから下ろせるようになります。

まずは30度くらい被せる。左打ち出しやスライスの度合いが少なくなってきたら、被せる度合いを小さくしていく(上)

いかがでしたか? 動画でも解説しているので、ぜひチェックしてみてくださいね!

レッスン=赤坂友昭

●あかさか・ともあき/1985年生まれ、福岡県出身。選手として活動後、ゴルフコーチに転向。東京・三鷹市の東京ゴルフスタジオ、新宿区のトータルゴルフフィットネスにて、プロ、アマチュア、ジュニアと多くのゴルファーのレッスンを行っている。

写真=村上悦子
協力=南総カントリークラブ

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