上級ゴルファーが教える「100切りのための7つの練習」!

先日、ゴルフ初心者に「100を切るためには何を練習すればいいですか?」と聞かれたので、これさえ出来れば100は切れる!と思うショットを抜粋してみました。どれも、練習場や家などですぐに出来るようになるものばかりですので参考にしてみてください。100切りのポイントは、ナイスショットよりもミスの確率や度合いを減らすことですよ!

【関連記事】まさに「全アマチュア向け」! 飛ばせる“限定シャフト”がついに発売開始!

①正しいアライメント

目標を決め、「両足のつま先を結んだライン」、「両肩のライン」の2つを目標に向かって正しく構える練習をしてください。上達するためにひたすら練習場で球を打っている人がほとんどだと思いますが、それ以前に真っすぐ構えることが出来てない人が多くいます。ドライバーはもちろんですが、パッティングやアプローチにも1番大切なことです。真っすぐ構えることが出来なければ狙ったところに打つことが出来ないだけでなく、実はスイングにも大きな影響を及ぼします。せっかく練習したスイングがコースで出来ない理由の70%くらいは”構え”が原因です。正確に構えることが出来るようになったら人は「両股関節のライン」も合わせるようにましょう。

②練習場の幅におさまるティーショット

ティーショットは、とりあえずコース内に飛ばすことが1番大切。 ゴルフ場に行くとフェアウェイを目標にするため狭く見えがちですが、ラフなども含めたホール全体の横幅でみれば、いつも練習している練習場とあまり変わらないものです。たとえ球が曲がってしまっても、練習場で左右のネットに当たることなく地面に落下するくらいの方向性があれば十分。飛距離も男性であれば200ヤード、女性であれば150ヤードくらい飛べば100切りするためには十分だと思います。まずは10回中5回飛ばせるように練習して、最終的には7回を目標にしてください。1日に数回、池やO.B.につかまっても100切りには問題ありません。ナイスショットをシビアに求めるのではなく許容範囲に高確率で打てることが重要です。

③150ヤードくらい前に飛ぶFWかUT

PAR5のセカンドショットなどでは、確実にグリーンに近づくことが重要なので、ゴロでもいいから150ヤード前に飛ばしたいところ。そのためには、ダフりは禁物。練習場でトップボールを打つとがっかりしていると思いますが、コース内では距離を稼げる「ナイスミス」になります。「ダフるくらいならトップは上等!」と思って練習してください。難しい3Wよりも、5Wや3UTなど、安定して150ヤードくらい飛ばせるクラブはいくらでもあります。コース内でも積極的に利用しましょう。自信がない人は、アイアンでもいいので確実に残り距離を縮める意識が大切です。

④バンカーからは1回で脱出を心がける

バンカーショット自体の練習も大切ではあるのですが、苦手な人ほどピンしか見えなくなりがち。本当に苦手なら、なるべくアゴの低い方向を向いて打つべきで、場合によっては1度後ろへ出す選択肢もアリです。「グリーン周りはピンを狙う」→「1度で芝の上に戻る」という考えにシフトしましょう!

⑤7時→5時のアプローチ

最小限の振り幅でいいので、アプローチを練習してください。これも狙って所に確実に打てるナイスショットを練習する必要はありません。ダフったりシャンクしたりすることなく、3~5メートル先にボールがチョコっと飛んでくれれば十分です。実際のコースでは、打ち方を変えずに残り距離に応じてクラブを変えるのがミスを減らすコツ。SW、AW、PW、9番アイアンと番手を変えるだけで、10~30ヤードくらいまで打ち分けることができます。アプローチでミスを避けるコツは「振り幅を大きくしない」ことです。

⑥パターマットを買って練習しよう

2メートルくらいのパターマットで練習することをオススメします。色々な種類のマットが販売されていますが、カップが1つに真ん中に直線の入ったシンプルなものがいいと思います。これを、毎日10回連続で入るまで練習することを日課にしてください。出来るようになったら20、30と数を増やしていきましょう。真っすぐ構えて、真っすぐ上げて、真っすぐ打つ、シンプルですが、当たり前のことに”慣れる”ことが大切です。パターはショットに比べてスイングスピードが遅いため、体が慣れるとミスにも気が付くことが出来るようになります。この”気がつく”ことが、18ホール30~40パット打つパッティングのスコアを飛躍的にアップさせます。5打くらい簡単に縮まるので習慣にしましょう。

⑦林からの脱出ショット

林から脱出するために、5番アイアンや7番アイアンなどで低い球を打つ練習をしましょう。「出だしの20ヤード真っすぐ飛べばいい」という意識が大切で、その先は多少球が左右に曲がってしまってOKです。このとき、球の高さに気を配ってください。林から脱出するときは、最高でも自分の身長くらいの高さまでしかありません。それより高く上がらないクラブを覚えておきましょう。100切りレベルであれば、ショットが曲がって1日に数回林の中に入っても不思議ではありません。そんなとき、ドライバーショットを練習しなければ! と思う人がほとんどですが、重要なことは1回でコース内に球を戻すことです。実は、上級者と初級者の1番差が出るところはミスショットの後の対処にあります。ミスを防ぐよりも、傷を最小限におさえる。この意識が100切りには大切です。

ゴルフを始めたら、誰もが最初に目指す100切り。そのためにレッスンに通ったり一生懸命練習している人がたくさんいることを知っています。でも、今のあなたのスイングやショットで十分なのかもしれません。ポイントを絞った練習でスコアアップを体験してください。大たたきがなくなることで精神的に安定し、それが18ホール終わった時にスコアが大きく縮まることにつながってくれるはずです。

岡田豪太
●おかだ・ごうた/1983年生まれ。20歳から30歳までプロゴルファーとして活動しミニツアーで複数回優勝を経験。現在はイベントの運営サポートやライターなど幅広くゴルフ界に関わる

【あわせて読みたい】

旅好きゴルファー必見!タイのリゾートで優雅なコンペ!

“激スピン”で話題のウェッジを石井良介が試打!即買い換えることに…!?

竹村真琴、“初の写真集”が発売!

関連記事一覧