アプローチで簡単に寄せワンをとるコツ!人気コーチ3人が徹底解説

今回は、人気コーチ3人がアプローチへの克服ヒントをレッスンします!

【関連記事】まさに「全アマチュア向け」! 飛ばせる“限定シャフト”がついに発売開始!

アドレスからフィニッシュまで!
右腕の長さは「一定」でインパクトの安定性が爆上がり

アプローチを簡単にするためには「クラブの入射角を安定させる」ことが必要不可欠です。つねに一定の入射角でボールにコンタクトできれば、打ち出し角やボールが飛ぶスピードを計算しやすくなります。

入射角を一定にするためのもっともシンプルな方法は、ズバリ「スイング中に右腕の長さを変えない」ことです。セットアップで作った右腕の長さを変えない。「右腕を長く使う」ことでスイングの最下点も一定となり、毎回同じようにボールにコンタクトできます。

手首を使う必要もありません。体を回転させるボディローテーションでスイングします。

バックスイングからフォローまで右腕の長さを変えない。スイングの半径が一定になるので入射角が安定する

編集部コメント

市原プロはアプローチイップスになったことがあるのですが、それをもっともシンプルな打ち方で克服したそうです。克服時に取り組んだのが「究極のシンプルアプローチ」で、ミスが出にくく正確性も上がる。アプローチが苦手な人にとっての開眼のヒントになるはずです。

市原建彦
●いちはら・たつひこ/1978年生まれ、神奈川県出身。1996年に世界ジュニアゴルフ選手権で優勝。
2006年は国内レギュラーツアーで優勝。ツアー参戦時にアプローチイップスを発症したが、試行錯誤の末に克服した。

ボールがイメージより強いヘッドが上から入りがち→フォローで胸を回すこと集中!

腕とクラブを一直線にする感じです
フィニッシュで胸が目標方向を向くらいしっかり体を回すことで自然と体主体のスイングになり、入射角をゆるやかにすることができる

ボールがイメージより強く、低く出ている場合や、浮いたライでフェースの上めに当たってしまうような不調時は、入射角をゆるやかにすると調子が上向いてきます。手首のコックを抑えてボールを横から払い打つイメージをもちたいので、フォローで胸が目標方向を向くまでしっかり体を回しましょう。

バックスイングで体を回そうとするとスエーしたり、大振りになってゆるみやすいので、意識するのはフォロー側だけ。体を回す以外に、ヘッドを走らせたり、フェースを返す感覚は不要です。番手を上げて転がすイメージをもつと、自然とイメージが整いやすいと思います。

胸が目標を向くまで回します

ノーコックのイメージで横からボールをヒットする

手首のコックは使わず、左肩からヘッドまでの形はアドレス時の状態を保ったまま振る。ボールを横からヒットする感覚で打とう

手首を大きく使ってスイングすると入射角が鋭角になりやすいので注意

小さいバックスイングでもフォローはしっかり回す

バックスイングはあまり意識せず、フォロー方向に体を回すことに専念すると、バックスイングも自然とスムーズになる

ボールは真ん中手首は自然に

ボール位置はスタンスの真ん中でOK。手首の角度は自然でいいが、ハンドダウンになりすぎないように注意

フェースターンを抑えて体で振る

体が止まるとヘッドが走りフェースも返りやすい(×)。手元もヘッドも体の正面に保ったまま体だけ動かす(○)

編集部コメント

グリーンまわりでピンをオーバーすること、よくあります。それを防ぐためにフォローで「胸が目標を向くまで回す」「腕とクラブを一直線にする」というのはイメージも実践もしやすく、アプローチを体で振りつつ、ヘッドの入射角をゆるやかにすることができました。

目澤秀憲
●めざわ・ひでのり/1991年生まれ、東京都出身。日大ゴルフ部を卒業後、指導者の道へ。アジア人初のマスターズ制覇を支えたコーチとしてブレイク。
現在も永峰咲希、櫻井心那など多くのトッププロを指導する。

両手の動きをそろえよう!ウエッジ2本の間隔を変えずに振る

片手ずつ持ったウエッジの2本の間隔を10センチ前後あけて、その間隔をキープしたまま振り続ける。間隔をキープし続ける練習をするとスイングの再現性が高まるなど、アプローチ上達の効果アリ!

ゴルフは1本のクラブを2本の腕で振るのがメリットである反面、デメリットになることもある。理想は「両腕とも均等、力加減やスピード感をそろえる」ですが、これができているかは、片手で1本ずつ持ったウエッジを同時に振ることで確認できます。

ウエッジ2本の間隔を変えずに振り続けられると、両手・両腕はどちらも正しいスイングテンポや軌道、入射角で振れている。片腕が邪魔をしていない、ということになります。簡単にできるチェック法なので、すぐに試してみてください。「ウエッジの間隔がキープできない」人はレッスン①から③で修正しましょう!

バックスイング側のウエッジの動きのエラーでダフリ・トップの原因がわかる

①右手側が離れてしまう▶右ヒジが「曲がる、引ける」に注意

右手のコックや右ヒジをたたむのが早すぎる、右ヒジが引けてしまうなど、右手・右腕の運動量が左側より多すぎる。いずれもインパクトまでに縮めたものを伸ばす動きが入りやすいのでダフる。「ダフリと紙一重のトップも出やすい。右腕を長く使うイメージをもちましょう」(大原)

②左手側が右手側を追い越してしまう▶左腕の「リードしすぎ」に注意

左腕で押してバックスイングする動きが強すぎる。ダウンスイング時も同様に、左腕を引く動きで振り戻してくるので、左サイドが詰まったり左肩が上がったりするため、前傾が上下しやすくてダフる。修正法は、左側の出力を抑えるか、右手をもっと使う意識をもつことだ

③右手側のフェースが開いてしまう▶クラブが寝る「あおり打ち」に注意

フェース向きもチェック。多いエラーは「右手だけがフェースを開く動きをする」で、クラブが寝てしまうのでクラブがインサイドから入りすぎる。すると、あおり打ちになりやすく、あおると右肩が下がるのでヘッドが早く落ちてしまう。シャンクが出る危険性も高くなる

編集部コメント

腕のアクションをできるだけ小さくできそうなドリルで、アプローチでのダイナミックロフトが安定しそう。また、2本のウエッジの動きでダフり・トップの原因がわかるのもグッド。練習器具もいらないドリルだし、すべてのアマチュアがすぐに取り組みやすいですね。

いかがでしたか? ぜひ、レッスンを参考にして練習してみてください。

大原健陽
●おおはら・けんよう/1996年生まれ、広島県出身。東北福祉大学ゴルフ部を経て、奥嶋誠昭プロコーチのもとでスイングとギアの知識を深く学ぶ。現在は「THE REAL SWING GOLF STUDIO」(神奈川県横浜市)で多くのゴルファーのレッスンやクラブフィッティングを行なっている。

関連記事一覧