【3分】ダフリ・トップをすぐ直す!「振り子の素振りで…」プロが解説

ラウンド当日に「ダフリやトップが止まらない」なんていうときありませんか? 練習のときはうまくいっていたのに、コースに出ると調子が狂ってしまうと不安ですよね……。

そんなときは、この記事で紹介している赤坂友昭コーチがおすすめする直し方を思い出してみてください! まずはダフリの直し方からスタートです。

【関連記事】スライスを“3分”で直すには?「打つ前に2つの素振りを…」プロが解説

【ダフリを直すレッスン】

インパクトでクラブが止まっていませんか?

ダフリの大きな原因のひとつは振り抜けずインパクトでクラブが止まってしまうこと。振り子をイメージするとクラブが止まらずしっかり振り抜けるようになる

冬の薄芝は、ボールのコンタクトが一段と難しくなります。そうなると出がちなのは、インパクトでヘッドをボールに合わせようとしてクラブを止めてしまうミス。ダフりが出る原因を引き起こします。解決策は「振り抜きましょう」ですが、そういわれてもできない人への特効薬を紹介します。

“無限振り子”で振り抜く動きを予行演習!

フラフープの曲線を思い浮かべて振り子のイメージをつかもう!振り子運動を行うときは、スイングの円弧をイメージする。軌道上にフラフープがあり、それを「振る・打つ・振り抜く・振り戻す」ときになぞる感じでスイングしよう

振り抜けない人にオススメなのが「無限振り子」です。何が無限かというと、ボールを打ったあとも振り子のように振り続けるからです。フィニッシュでヘッドや体の回転を止めずに、2回、3回と振り子運動を続けると、遠心力を使って振る感覚がつかめるので、ヘッドの抜けも振り抜きもよくなります。

これは素振りで予行演習をするのもいいですが、実際に球を打ったあとも振り戻して、振り子運動を行うスイングもオススメですよ。

次はトップの直し方です。

【トップを直すレッスン】

短いアプローチは体優先にスイング!

「なぜかトップが出てしまう」ラウンド中にそんな状態になったら、本当に焦りますよね……。そんなときは、この記事で紹介している“トップの直し方”を思い出してみてください! 

実際に打つ時も振り子スイング。クラブを振り戻し再度、芝をタッチ!

ダフリが続くと、今度は地面を叩かないようにする。するとトップが出ます。もともとダフリとトップは紙一重ですが、これも「無限振り子」で解決できます。

そこで正しい振り子の作り方を教えましょう。手首は返してOKです。また、振り子でも体を回すのは必須。打つ距離が短いアプローチは、体を回して振り子を作ったほうが安定感が増します。

無限振り子は、今回はアプローチの特効薬として紹介しましたが、ショット時の「スイングのレベルアップにも効果大です。ラウンド中、暇さえあれば、フィニッシュで止まる素振りではなく、振り切ったあとに振り戻し、また振る「無限振り子」をやってみてください。

正しい軌道や正確なインパクトだけでなく、遠心力を使ってのスピードアップや力を解放させてパワーアップするスイングがマスターできます。

いかがでしたか? トップが出てしまうときは、振り子運動を意識して改善していきましょう!

レッスン=赤坂友昭

●あかさか・ともあき/1985年生まれ、福岡県出身。選手として活動後、ゴルフコーチに転向。東京・三鷹市の東京ゴルフスタジオ、新宿区のトータルゴルフフィットネスにて、プロ、アマチュア、ジュニアと多くのゴルファーのレッスンを行っている。

写真=村上悦子 
協力=南総カントリークラブ

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