
正しいスイングの動きが身に付くドリル!“UT1本練習法”を解説
スイングづくりも球筋の修正も「7番アイアンで!」というのはひと昔前の定説。
「今はUTが基本。ほかの番手に対してもっとも応用が利くクラブで、5つのステップで進めるドリルはビギナーから上級者まで、それぞれが求めるスイングが身につきます!」と関浩太郎。
すぐにうまくなりたいなら、UT1本で練習しよう!
【Drill9】ステップ1~5の動きを連動させてスイング

ステップドリルで、テークバックからフィニッシュまで個々の動き方や感覚をつかんだら、これらすべてをつなぎ合わせて振ると、ビギナーはスイング全体の正しい動き方を、中上級者は無意識に歪んだり、ズレたスイングをリセットすることができます。
1から5までのすべてを連動させることが理想ですが、強化したいポイントだけを反復してやってみてもいいでしょう。とくにヘッドの芯に当たらない、球が曲がるという人は、ステップ3と4を合体させて、体を左に回転しながら腕をタテに振り下ろす動きをマスターしてください。
【Step1+2】ステップ1+2を合体。正しいスイングが身につく

体をしっかり捻転させ、回転にそってクラブをタテに振るバックスイングが身につく。トップのポジションも安定する
【Step3+4】ステップ3と4との合体は正しいダウンスイングとインパクトが身につく

胸を左に180度回転させる動きなかで、ボールに向かってクラブをタテに振り下ろす。ステップ5まで行うと振り抜きがスムーズになる。

【Drill10】肩は斜め回転腰は水平回転を意識する

腰は地面と水平のレベルターンでOK。
実際にボールを打ってみると「ステップ1から5のひとつずつ、またはふたつまでならできるけど、5つ全部をやろうとするとうまくできないし当たらない」という人は、肩と腰の回転の傾きを意識しましょう。
スイングは上体を前傾させるので、肩は斜めの角度で回転しますが、腰は水平に回転する。肩の斜め回転でクラブと腕がタテに振れて、腰の水平回転で体をしっかりヨコに回すことができます。

クラブを腰に当てて、回転する練習がオススメ。腰を水平に回す動きがチェックできる。
いかがでしたか? ステップ1〜5を連動させて、正しいスイングを身につけましょう!

レッスン=関浩太郎
●せき・こうたろう/1974年生まれ、茨城県出身。SEKI GOLF CLUB目黒を主宰。スイング、クラブ、ギアのチューンナップとさまざまな切り口からアマチュアの悩みをわかりやすく解決する独自の指導法に定評がある。
構成=三代 崇
写真=相田克己
協力=SEKI GOLF CLUB目黒
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