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米ツアー優勝の女子プロが取り囲まれて困惑?「どうしたらいいか…」

5月25日、米国女子ツアー「リビエラマヤオープン」で岩井千怜が米ツアー初優勝を飾った。国内ツアー通算8勝を誇る岩井だが、初めての米ツアーの優勝セレモニーは、国内のものと勝手が違い、かなり戸惑ったそうだ。岩井に後日、詳しく話を伺った。

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「好きになっちゃう」岩井が思わず喜んだメキシコ流の表彰式

「もうすべてが初めてで、どうしていいのか分からなくって。どのくらいの人の中にいるのも正直分からなくて、(後日)改めて、(チーム関係者が)撮ってくれた写真とか動画を見て、『あ、すごい人だな』っていうのに気づきました」

米ツアーを長年取材する筆者の経験上、セレモニー時にわらわらと人が集まるのは、中米・カリブの大会あるあるだ。

通常、国内ツアーの表彰式の場合、運営スタッフが仕切って、報道陣は決められた位置から撮影する。もちろん、リビエラマヤオープンでも運営スタッフが仕切っていたが、報道陣と岩井の距離は近かった。しかもボランティアや大会関係者など、多くの人々が報道陣を取り囲むように、表彰式や優勝トロフィーの撮影の様子を見に来た。複数のセキュリティが岩井を守っていたが、隙があれば、岩井と写メを撮ろうという人も続出した。

それでも、特に混乱はなかった。ただ近くで優勝者を見たかっただけなのだ。岩井もそんな温かいお祝いムードを感じていた。「嬉しかったです。良い意味でフレンドリーでみんな『おめでとう!おめでとう!』って来てくれるし」

表彰式では、これからは自分のお家のように(メキシコに)訪ねてきてねと岩井に言葉がかけられた。「そういうふうに言ってもらえたら(ますますメキシコが)好きになっちゃいますよ」と岩井も喜んだ。

英語はまだ全然できないという岩井だが、なるべく通訳を介さず、表彰式では自ら言葉を発した。そんな拙い岩井の英語をメキシコの人たちはきちんと聞いていた。「インタビューやスピーチをした時も『ヒュー!』と反応してくれたり。すごくこう気持ちよくさせてくれました」

メキシコ人の優勝じゃないから、という冷めた雰囲気は一切なかった。

岩井の勝利をメキシコ流で大歓迎してくれて、その気持ちを岩井もすごく喜んでいた。

写真=南しずか
PHOTO&TEXT Shizuka MINAMI
●みなみ・しずか/東京都出身。 2009 年より米女子ゴルフツアーを取材。ゴルフ雑誌や「ナンバー」「SportsIllustrated」などスポーツ誌に写真を提供。

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