
アイアンでミスが出る原因は?飛距離が出ないワケをプロコーチが解説
ショートアイアンほど飛ばない人はいませんか?飛ばないのは、打つ方向が間違っている可能性があります。
そこで今回は「どう意識してどの方向で打つのか」をプロコーチに解説していただきました。
ショートアイアンほど飛ばない人は要注意

近ごろのアイアンはロフトが立ってきているので、9番アイアンは”ドライバーの半分以上の飛距離”が出るのが自然、となっています。
しかし、アマチュアの多くはそれほどの飛距離が出ておらず、とくにショートアイアンではそれが顕著にあらわれる。これはスイングのエネルギーをターゲット方向にうまく伝えられていないのが原因で、フェースが開いたり、体重が右に残っているためインパクト時のロフトが増えすぎて、力のないコスリ球でボールが上方向ばかりに飛んでしまう弾道になっています。
アイアンこそロフトを立てて球を「前」に飛ばす技術が重要。それは、飛んで止まるショットを打つ秘けつにもなります!

思い当たりませんか?

●球が高くて飛距離が出ない
●ダフリのミスが多い
●プッシュスライスが多い
●ショートアイアンでショートしがち
インパクトでロフトが増えると、打球が上方向にばかり飛んでしまう。ダフリやすくもなり、これらはロフトが寝た番手ほど顕著に出る
原因1:手首の使い方が悪くフェースが開いてしまう

左手首が背屈する方向に手首を使うと、フェースが開いてロフトが増えてしまう。球がつかまらず右へ飛ぶミスが起こりやすく、適正な飛距離も出にくい
原因2:右に体重が残って最下点が手前にきてしまう

ダウンスイングで左に乗れず右体重のままインパクトを迎えると、最下点がボールの手前にくるのでダフリやすい。ロフトも増えがちで球が上がりすぎて飛ばない
いかがでしたか? アイアンは前に打つ意識をもちましょう!

レッスン=樋口貴洸
●ひぐち・よしひろ/1997年生まれ、埼玉県出身。PGAティーイングプロ。インドア施設「GOLF LOUNGE BeBe」(東京都中央区)で代表を務めるほか「Golf&Fitness Point芝浦」でもアマチュアを指導中。7番アイアンは通常キャリー175ヤードだが、+15~20ヤードまで飛ばせるテクニックをもつ。
構成=鈴木康介
写真=田中宏幸
協力=取手桜が丘GC(アコーディア・ゴルフ)
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