正しいグリップってどう握るの?「3本の指で…」と解説!

「いいグリップ」はリキんではいないけど締まりがある! そのコツを伊藤刻矢さんに教えてもらいました!

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握り方が悪いとクラブの動きが阻害されてしまう

グリップは「握る」というより「引っかける」! 親指の付け根がグリップから浮いていてOK。

グリップはクラブと体の唯一の接点。握り方が悪いとリキみやすく手首が使いにくいためクラブがいい軌道で動かず、結果的にスイングが乱れたりフェースコントロールがスムーズに行なえなくなってしまいます。大事なのは、余計なリキみがなく、それでいてクラブをしっかりホールドできる形。そのためには手のひらではなく指でグリップすることがポイントです。

「握る」というよりも両手の小指・薬指・中指の計6本で、グリップを下から引っかけてホールドするようなイメージ。親指の付け根の部分はグリップから浮いているくらいが、クラブをスムーズに動かせます。アマチュアには、手のひらでベタッと握っていたり、親指と人差し指でつまむように握っている人が多いので、まずはそこを見直してください。

両手とも3本指をしっかり握ろう

両手の小指、薬指、中指はゆるめずにしっかり持つ。「握る」というより3本の指でホールドするような感覚だ。

次は、正しいグリップのコツについてです。

グリップが整う3つの素振りで正しい形を覚えよう

グリップは両手の小指・薬指・中指が大事だといいましたが、実際にスイングする際も親指や人差し指は離してしまってもいいくらいです。強振はできませんが、フルスイングの振り幅でもこの6本だけで振り切れますし、ボールも打てるのでグリップの見直しにはオススメのドリルです。

この握りでスムーズに振れない人は、親指と人差し指が強すぎて普段からその2本が〝悪さ〞をしている証拠です。左手の3本指だけで腰から腰くらいのスイングをするのもオススメです。親指の付け根の部分の〝遊び〞が有効に働いて、自然にフェースターンが起こる感覚が体感できると思います。また、左腕が地面と水平になる位置で、親指の上にシャフトが乗るポジションを確認しながら素振りをするのも、グリップの形を整えるのに有効ですよ。

DRILL 1 6本の指で握ってフルスイング!

両手の小指・薬指・中指の計6本でグリップしてスイング。強振はしにくいが、フルスイングの振り幅で振れるためボールを打ちながら覚えてもOK。

DRILL 2 「左指3本素振り」でフェースターンを体感

左手の3本指でグリップし、腰から腰の振り幅で素振り。「手の中」でクラブが向きを変える自然なフェースターンがわかる。

DRILL 3「シャフト押さえ素振り」でトップの形を覚える

左腕が地面と水平になる位置で、親指の上にシャフトが乗っているかをチェック。右手でシャフトを抑え、放した反動で振ろう。

「グリップ改造」を成功させましょう!

レッスン=伊藤刻矢
●いとう・ときや/1999年生まれ、三重県出身。プロゴルファーの兄・伊藤有志の影響でゴルフを始め、東北福祉大ゴルフ部で活躍。ゴルフ倶楽部 成田ハイツリーに所属し、ツアーに挑戦中。

構成=鈴木康介 写真=圓岡紀夫 協力=ゴルフ倶楽部 成田ハイツリー

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