ミスが多い人は「アイアン型UT」がオススメ!クラブの選び方をレッスン

「5番アイアン」を入れるかよりやさしい「アイアン型UT」にするか番手構成のひとつの悩みどころだ。

「5番アイアンに適正があるかをまずはチェックしてください」とアッキー永井。ボテっとしたウッド型UTは使いたくない、〝アイアン好き〞のロングゲームをやさしくするレッスンをお届けする!

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重心位置とシャフト軸線の距離が操作性へ直結する

5番アイアン(画像左):重心が高い・浅い
アイアン型UT(画像右):重心が低い・深い

5番アイアンは「操作性が高く」、アイアン型UTは「直進性が高い」特性をもっています。この特性の差は、おもに「重心位置の差」から生まれるもの。ソール幅が狭い5番アイアンは重心位置が浅く、高い。シャフトの軸線上に重心位置が近くなるので、プレーヤーの意思をクラブの動きに反映させやすくなります。

一方、アイアン型UTはソール幅が広いぶん、重心がバックフェース方向とソール方向に寄ってくる。重心がシャフト軸線上から離れるので、プレーヤーの意図がいい意味で伝わりづらく、オートマチックにヘッドが動いてくれます。

ソール幅の厚さの違いで、重心の位置にも差が生まれる。また、ソール幅が広いとダフりのミスなどに強くなる一方、操作性やクラブの〝抜けやすさ〞は失いやすい。

5番アイアンのストロングポイント→操作性・ライへの対応力

ソール幅が狭いのでクラブの抜けがよく(地面との抵抗が少ない)、深いラフからなどでもしっかりとボールを拾い出してくれる(写真上)。また、フェード・ドローを打ち分けやすく、自分から球筋を「作っていきたい」ゴルファーに向いている。少し短く持って、低い球を打つなどのアレンジもしやすい。

アイアン型UTのストロングポイント→直進性・ミスへの強さ

重心が深いので、左右にボールを曲げるなどの操作はしづらいが、そのぶんオートマチックに直進性の高い弾道を打つことができる(写真上)。ソール幅が広く、少しダフリ気味にコンタクトしたとしても芝の上をしっかりと滑っていくので、ミスを軽減してくれる(写真下)

いかがでしたか? 状況にあわせてぜひ使い分けてみてくださいね。

レッスン=アッキー永井
●ながい・あきふみ(永井研史)/1987年生まれ、神奈川県出身。〝アッキー〟の愛称で親しまれている人気コーチ。人体解剖学や物理学の視点を取り入れたわかりやすいレッスンに定評がある。

構成=石川大祐
写真=高橋淳司
協力=ダイナミックゴルフ千葉

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