
出玉の高さは何で打ち分ける?ポイントは「打ち方」と「番手」
アプローチの距離感を養う、意図した飛距離を打つには「出球の高さ」が大きくかかわってきます。振り幅の小さいアプローチで距離感を出すには、スイングの大きさやスピードも大切ですが、これらは出球の高さをイメージすることでコントロールできる。
この「出球の高さ」を考えることが先決ですが、思ったとおりの高さが出ない、出せない原因は”ライ”です。ライによってどんな球が出やすいのか?どんな高さで打てば寄るのか?ライごとに適した打ち方、出球の”高低”をしっかりつけて、寄せワンの数を増やしましょう!
ライの見極めで出球の高さをコントロールする

アマチュアの場合、出球は「高い」と「低い」の2種類があれば十分です。それをどのように打ち分けるかを考えたとき、方法は「番手で」と「打ち方で」の2つが思い浮かぶと思います。さて、どちらが正解か・・・・・・。答えは「両方」です(笑)。どちらか一方で解決できないのがゴルフの奥深いところですからね。
「番手」と「打ち方」、このふたつを正しく決めるのに、大きな要素となるのが”ライ”。このライで真っ先に観察してほしいのは「ボールの下に隙間があるか」。そして「芝が絡みやすいか」をチェック。これによって打ち方と、出やすいポール=”高さ特性”が決まるので、そこからのアレンジは番手で行なってください。
高い球が出やすいライに対して、低いボールを打ちたいときにはよりロフトが立ったクラブを選ぶ、といった具合に調整していくと、イメージどおりの距離感を出すことが容易になります。ライ別の打ち方をさらに詳しく解説していきます!
出球の高さは何で打ち分ける?

番手で打ち分ける?

それとも打ち方?

答えは両方です!
ライによっての「出やすい高さ」に無頓着なのが寄らない原因

芝の上にボールがあっても、その詳細はさまざま。ライの違いによって、ソールの当たり方やボールへのコンタクトの仕方が変わってくることを肝に銘じよう。大別すると「ボールの下の隙間」と「インパクト時の芝の絡みやすさ」を見極めることが重要なポイントになってくる

いかがでしたか? 出玉の高さをコントロールしましょう!

レッスン=櫻井寿哉
●さくらい・じゅや/1998年生まれ、三重県出身。10歳からゴルフをはじめ、大学卒業と同時に本格的にレッスン活動を開始。現在は東京都の「学芸大ゴルフスタジオ」で多くのアマチュアを指導。クラブの使い方を主体としたレッスンを得意とする。
構成=石川大祐
写真=小林司
協力=取手桜が丘ゴルフクラブ(アコーディア・ゴルフ)
【あわせて読みたい】
「7番アイアンで200ヤードも飛ぶ」ってマジ!?“飛距離”に特化したアイアン4選
7番ウッドを選ぶ時の「4つのポイント」!最新15モデルを試打解説