ゴルフに伸び悩んだら絵をかいてみて!女子プロが薦める意外な上達法

“なっち先生”こと大谷奈千代が、コーチに転身して気づいた「プロとアマチュアの考え方の違い」は、スイングの改造や強化以上にスコアアップの効果がある。そこで「頭と心の中を変えるレッスン」を紹介します!

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視野や知見が広がる「描くゴルフ」のススメ!

「子どものころは漢字などを書いて覚えていましたが、大人になるとそういう機会が減りますよね。視覚と触覚のふたつの感覚を使うと、スイングやコースの形や位置、向きなどをより鮮明に覚えることができるので、“ 見て描く” はゴルフ上達にも役立ちます!」(大谷)

国内ツアーも男女とも開幕!ルーキーたちはどんどん経験を積んでいく一方で、経験のあるベテラン選手は、ボールを打ち続けているだけではどうしても成長に限界があります。これは、舞台は違いますがアマチュアも一緒です。

ビギナーはボールを打つことや教わったことをしておけばいい。楽しむことが主のエンジョイゴルファーは、最新のクラブやウエアのトレンドを先取りするでもいいですが、ゴルフ歴10年以上で上達志向のあるゴルファーは、自分自身の“観点”、ゴルフ上達に関して見たり聞いたりするときに、よりどころとなるものをもって取り組んでください。

その“観点”をもつのにオススメなのが「描くゴルフ」です!絵にするのは、コースでもスイングでもなんでもOKですが、私がなぜ絵を薦めるのかというと、見て描くという作業は視野や観察眼が自然と広がる、目に見えない物事をとらえやすくする可視化もできるからです。

コースを絵にすれば、今までボールを打つことに必死で気がつかなかった、グリーンやバンカーなどに気づくことができます。客観的に見ることができない自分のスイングは動画を撮って、それを見て描いてみましょう。スイングを絵にすれば、今まで気がつかなかったクラブやフェースの向き、軌道を可視化することができるので、自分の課題も明確になります。

となると、このコーナーやSNSなどで、絵(イラスト)を描いている私は、さまざまな観点からゴルフを観たり聞いたりできるようになったのでは?と思いますよね。まさにそのとおりで、描くことで細かくゴルフを見るようなったため視野が相当広がり、ゴルフのスキルも上がったと実感しています。

絵のうまい、へたは関係ありません。大切なのは見たことをそのまま絵にすること。落書きのような絵からでもいいので、みなさんも「描くゴルフ」を試してみてください!

いかがでしたか? 苦手克服やゴルフスキルをアップさせるために、少しずつ描いてみてくださいね。

大谷奈千代
●おおたに・なちよ/1984年生まれ、兵庫県出身。05年のプロテストに合格。ステップアップツアー2勝、11年には賞金シードを獲得。現在はレッスンにやりがいを感じ、コーチに転身。アマチュアやプロの卵を精力的に指導している。

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