傾斜地では「5割スイング」で確実ミート!男子プロが解説

いかなる場面でも、スイングにかける力や打つ方法は大切です。今回は、さまざまな場面でヒットできる打法をレッスンします!

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トラブルショットや傾斜地では振り幅をさらに抑えて打つ

トラブルショットもこれで対応可
林からの脱出時なども5割の“ソフトヒット”なら飛びすぎないし、方向性もより安定する。弾道も低くなるので安全に脱出できる

UTの〝ソフトヒット〞は、傾斜地や林の中から脱出する場合でも有効なショットです。傾斜地では、ごくゆるい傾斜ならスリークォーターでもOKですが、斜度が強いライや足元が不安定な場所ではバランスを崩しやすいので、さらに振り幅を抑えて5割くらいでスイングするのがオススメです。

これでもフルショットの7割くらいの飛距離は出せます。5割スイングのときはスタンスを狭くし、クラブを短く持ちましょう。そしてトップはコブシ4個ぶん低くしますが、フィニッシュはフルショットとほぼ同じです。ポイントは、お腹の動きを意識すること。

お腹がバックスイングで右上に動き、それがU字を描くようにフォローでは左上に立体的に動くイメージをもつと、軸がブレにくくスイングが安定します。

トップはコブシ4個ぶん低く、フィニッシュは最後まで!

トップはフルショットよりコブシ4個ぶん低くするが、フィニッシュはフルショットと同じところまで。止めず、ゆるめずに振り抜こう

スイングのポイント▶お腹をU字に動かすと軸がブレない

お腹をバックスイングで右上に、そこからアドレスの位置まで戻ってから、フォローでは左上にU時を描くように動かすと軸を保ちやすい

お腹が左右にスライドするとスエーして軸がブレる。傾斜地ではとくにミスにつながりやすい

スタンス狭めグリップ短めでリキまずスイング!

5割スイングのときはグリップを短く持ち、スタンスも靴1足ぶんくらい狭くすることで、よりコンパクトにリキまずスイングできる

いかがでしたか? ぜひ、レッスンを参考にして、練習してみてください。

レッスン=市原建彦
●いちはら・たつひこ/1978年生まれ、神奈川県出身。水城高校3年時に世界ジュニアで優勝。高校卒業後プロ入りし、06年には「アサヒ緑健よみうり」で優勝。現在はミニツアーの運営なども手掛ける。

構成=鈴木康介 
写真=小林 司 
協力=南茂原カントリークラブ

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