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元世界ランク1位の膝立ちショット!トラブルからの奇跡の脱出劇とは?

トッププロたちだって、大トラブルに見舞われることがある。そんな難状況から脱出に成功した“ 変わった1打” を紹介しよう!

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壁キック―ジャスティン・トーマス

昨年2月の「ジェネシス招待」(カリフォルニア州・リビエラCC)の2番ホールは左側に練習場があり、ホールとの間を防護ネットで仕切っている。そのホールでティーショットを左に曲げたトーマスのボールは、不運にもそのネットの下の壁にぴったりとついてしまいグリーン方向を狙うのは不可能。そこでトーマスは、壁にボールをぶつける「壁キック」作戦に出た。

力強く振りすぎると手やクラブを痛める可能性があるし、弱すぎるとボールがしっかり跳ね返り切らない。そんな厳しい1打をトーマスは絶妙な力加減で打ってフェアウェイ近くのラフまでボールを跳ね返し、3打目となる次打でグリーンを狙うことができた。

左打ち—ショット ジェイソン・デイ

今年1月の「ファーマーズインシュランスオープン」(カリフォルニア州・トーリーパインズGC)の17番ホールで、ジェイソン・デイはティーショットを大きく左へ曲げた。打球が飛んだエリアはブッシュがあり、その下は崖。デイのボールはブッシュのなかにあったが、右打ちではスタンスがとれない。

そこでデイは左打ちで対応。ウエッジを左で振ってしっかりとフェアウェイに脱出。そのスーパープレーにギャラリーから拍手がわいた。

左打ちアプローチ①—桂川有人

昨年の全英オープンの前週にスコットランドで開催された「スコティッシュオープン」に出場した桂川有人は、イギリス特有のポットバンカーに苦しめられた。グリーンを狙った15番ホールの第2打は、グリーン手前のポットバンカーに落ちず助かったように見えたが、スタンスをとることができない。そこで桂川は左打ちを敢行!

2メートルに寄せたものの惜しくもパーセーブとはならなかったが、試合後、この1打の件を本人に聞いてみると「試合で左打ちをしたのははじめてです」とのこと。初挑戦であんなにも近くに寄せる非凡なセンスを見せた。

左打ちアプローチ②—コリン・モリカワ

こちらも昨年の「スコティッシュオープン」での出来事。5番ホールのモリカワのティーショットは、桂川と同じようなシチュエーションにボールが止まった。最初はバンカー内にスタンスをとって打とうとしたが、ボールは腰の高さ、ピンまでの方向はバンカー越えになるので、ミスショットすればボールはバンカー内に。結果、コリンも左打ちで対処。見事にグリーンオンさせて寄せワンを決めた。

ヒザ立ちショット—リディア・コ

今年3月の「フォード選手権」(アリゾナ州・ワールウインドGC)の最終日。17番ホールでのコのティーショットは少し左へ飛び、打球は小さな立木の下に止まった。通常のスタンスをとるのは不可能。アンプレヤブルを宣言することもできたが、コは「それならこれでも同じ」と思ったようで、シャフトを握るまでクラブを短く持ち、ヒザ立ちで構え、グリーンとは反対方向に向かって打った。コンパクトなバックスイングからのショットは飛距離がショートめに感じたが、3打目でグリーンを狙える位置まで出すことには成功した。

いかがでしたか? 選手のテクニック、ぜひ真似していきたいですね!

フォトグラファー 田辺安啓 (通称JJ)
●たなべ・やすひろ/1972年生まれ、福井県出身。ニューヨーク在住。ウェストバージニア大学卒業後、ゴルフコース、テレビ局勤務を経験し、ゴルフを専門とするフォトグラファーに転身。ツアーのみならず、コースやゴルフ業界全般に関わる取材も行なっている。

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