
最速でシングルになれる新しい上達法!スポーツトレーナーが解説
イメージや感覚では「理解できない、実践できない」ことがゴルフには多々ある。
それらをクリアにした1冊が『ゴルフスイング物理学』だ。「効率よくうまくなれる!」と評判の理論を毎月少しずつ紹介する。
【関連記事】まさに「全アマチュア向け」! 飛ばせる“限定シャフト”がついに発売開始!
スイングについて考えてほしいこと 「ヘッドスピードを上げて」スイングをつくる

正しい軌道やフェース向きは、「速く振る」動きのなかで身につけるのが上達の近道
ゴルフスイングをつくっていく際に、形を意識すると動きをなぞるような感覚となり、「速く振る」という要素を失ってしまいます。スイングプレーンというものをなぞる意識でも同じことになりますね。
「速く振る」ことができていない状態では、遠心力などの物理的な力が十分に生じません。ですから、スイングの中で自分の体にどのような力がかかってくるのか、それに対してどのように動きをつくればいいのか、ということがわからないままになってしまうのです。
「ゆっくり振る」状態でイメージしているプレーンやフェースの向きにコントロールする感覚を身につけたとしても、ゴルフでは「速く振る」場面が必ずあります。そうした状況では、「ゆっくり」で身につけた動きが役に立たない可能性もあるのです。
「速く振る」動作を身につけ、そこから生まれる外力を有効に使いつつ、その中で正しいコントロールを行うための腕や体の使い方を習得していくことが大切だと考えています。
その感覚を身につけることで、重心位置の違うクラブをそれぞれの機能を引き出して使うことができるようにもなるでしょう。
「速く振る」ことは、それほどむずかしいことではありません。野球やテニスなど、ほかのスイング運動も含めてすでに多くの研究によって、体のもつ機能を十分に引き出す方法論がいろいろと開発されているからです。それも活用しながら、ゴルフ独自に必要な要素を身につけていけばいいと思います。
いかがでしたか? ゆっくり振りがちですが、速く振ることを意識し、早い上達を目指しましょう!
『ゴルフスイング物理学』

本企画の全貌を一気に読める書籍が全国書店、アマゾンなどで発売中(小社刊:本体980円+税)。既成概念にとらわれない「誰でもうまくなれる」方法が学べる。
解説=小澤康祐
●おざわ・こうすけ/1987年生まれ、長野県出身。運動学、物理学などの視点でゴルフスイングを独自に研究。2015年よりYouTubeにて「ゴルフスイング物理学」のタイトルでレッスン動画を配信。
写真=高橋淳司
【あわせて読みたい】

































