
ミスしたくないティーショットは「クラブを持つ長さ」を変えてみて!絶対王者が解説
スコアとタイムの両方で競う「スピードゴルフ」は、1打ごとの瞬間的な判断と決断が大事になる。スピードゴルフ界の第一人者、松井丈は「通常のゴルフに生かせることがたくさんあるし、スコアアップのヒントも多い」と言う。
“究極のプレーファスト”を参考に上達しよう!
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安全な場所と危険な場所を素早く見極めよう

2打目がグリーン方向に楽に打てる広く安全なエリアを狙おう(画像右奥側)
左サイドがOBなら徹底して左を避ける(×箇所)
ティーショットはフェアウェイ全体を見渡して、OBや池など絶対に打ってはいけないエリアやフェアウェイが広く安全なエリアを素早く見つけましょう。目標をあまり絞りすぎないで「セカンドショットがきちんとグリーン方向に打てればいい」くらいの気持ちで打ってください。フェアウェイが狭いホールなら、曲がり幅を抑えるために出球を低くしたいので、クラブを短く持つと成功率がアップします。
スピードゴルフでは呼吸を整える暇がありませんが、私はリズムとテンポだけは速くならないように気をつけています。とくにテークバックのスタートと切り返しのタイミングが速くなるとリズムが狂いやすいので、急いでも「イチ、ニー、サーン」と唱えながらスイングするといいでしょう。

直感も大事!目標をパッと見た瞬間に、安心感を得られる場所を見つけよう。
フェアウェイが広いホール

フェアウェイの幅が広くてティーショットを伸び伸びと打てそうなら、クラブを通常の長さで持ってスイング。ティーアップの高さはいつもどおりでOK。
フェアウェイが狭いホール

狭いホールやアゲンストの風が吹いているときは、ティーアップを少し低くし、クラブを短く持って打つ。出球が低くなってフェアウェイをキープしやすい。
スイングのリズム&テンポを一定にする

「イチ」でテークバックの始動のきっかけを作り、「ニー」で振り上げて「サーン」で振り抜けばスイングのリズムやテンポが整いやすい。切り返しで打ち急いでリズムが狂うことがなくなる。
いかがでしたか? ティーショットでの決断方法をぜひ参考にしてください!

レッスン=松井 丈
●まつい・じょう/1974年生まれ、東京都出身。2004年プロ入会。JPGA公認A級インストラクター。東京・渋谷区の「ツーサムゴルフスタジオ」を主催。多くのゴルファーをレッスンする一方でスピードゴルフの普及にも務める。
構成=三代 崇
写真=相田克己
協力=新武蔵丘ゴルフコース
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