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ミニドライバーの選び方を解説!シニアゴルファーが使いやすいモデルとは?

2025年はテーラーメイドやキャロウェイだけではなく、タイトリストやPXGからもミニドライバーが発売された。

はじめてミニドライバーを選ぶ人に向けた鹿又流のアドバイスとは?

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【キャロウェイ】エリートミニ

ヘッド体積340cc/クラブ長43.5インチ

ヘッド体積は前作と同じ340ccだが、フェース面上のコントロールポイント(弾道を補正するポイント)は10倍進化

SPEC
●ロフト角/11.5、13.5度 ●ライ角/57度
●シャフト(フレックス)/TENSEI GREEN 60forCallaway(SR、S)など
●重さ/328g(フレックスS) ●価格/8万8000円

進化したAIフェースで下側ヒットにも強い

ティーショットでの方向性やタテ距離のズレに悩んでいる人にとっては、お助け系のクラブとなるミニドライバー。エリートシリーズのドライバーに採用されているAIフェースをミニドライバーに搭載しているので、オフセンターヒットに対する寛容性が高い。下側でヒットしたときでも打球が高く上がってくれますし、ヒールヒットでもストレートに近い、曲がり幅が少ない弾道になります。

ボールのつかまりもよくて、弾道が高いのでアベレージゴルファーやシニアゴルファーでも十分に使いこなせます。

【タイトリスト】GT280

ヘッド体積280cc/クラブ長43.5インチ

ヘッドはシームレスなコンポジット構造になっており、クラウンは独自素材のポリマーを使った超軽量設計

SPEC
●ロフト角/13度 ●ライ角/56度 ●シャフト(フレックス)/TENSEI 1Kブラック65(S)
●重さ/約328g(フレックスS) ●8万8000円

アスリート好みの低スピンと操作性

フェアウェイウッドの性能に近くて、ティーアップしないで打つことも想定しているミニドライバーです。スピン量が少ないので、ヘッドスピード45m/秒以上のゴルファーが打っても吹け上がらず、低スピンで飛距離をかせげます。また280ccというシャープなサイズになっているので、ドロー、フェードの球筋も打ち分けやすい。

それと、タイトリストらしい正統派の顔で、とにかく構えやすくて顔のよさはナンバー1!アスリートゴルファーにとっては、パー5で2オンを狙うときに最高の武器になるでしょう。

【テーラーメイド】 r7 クアッド

ヘッド体積305cc/クラブ長43.75インチ

2004年に可変式ウェイトを搭載して大ヒットした「r7クアッド」がミニドライバーとして復活した

SPEC
●ロフト角/11.5、13.5度 ●ライ角/57度 
●シャフト(フレックス)/2025 r7QMD ディアマナシルバーTM55(S)
●重さ/約318g(フレックスS) ●価格/8万8000円

初速はナンバー1!飛距離性能が高い

いちばん驚いたのは、飛距離性能です。ミニドライバーは長さが43.5インチ前後なので、一般的なドライバーに比べると飛距離は落ちますが「r7クアッド」はドライバーに近い飛距離が出ていました。ボールスピードは今回打ったミニドライバーのなかでもナンバー1。

ミニドライバーブームの火つけ役となったメーカーだけに完成度も高いし、もっとも万人向け。4つのウェイトによって弾道を調整することも可能。往年の「r7」を彷彿させるシブいデザインもベテランゴルファーにはたまらないでしょう。

【テーラーメイド】バーナー ミニドライバー カッパー

ヘッド体積304cc/クラブ長43.5インチ

高い反発性能を誇るZATECH素材をフェースに採用。前方こ13gと後方の5gのウェイトを入れ替えて重心位置を調整できる

SPEC
●ロフト角/11.5、13.5度 ●ライ角/57度 
●シャフト(フレックス)/USTマミヤPROFORCE 65 M40X JP SPEC(SR、S)
●重さ/約331g(フレックスS) ●価格/7万1500円

レトロな雰囲気に最先端のテクノロジー

はじめて購入する人に、最初に打ってほしいミニドライバーがコレ。すべてのミニドライバーの中間的なサイズ、つかまり、重さ、弾道になっているので、ミニドライバー選びの指標になると思います。レトロな雰囲気のデザインですが、ツイストフェースや貫通型スピードポケットという最先端のハイテクノロジーを搭載しています。

マルチマテリアル設計にもなっているので、見た目以上に慣性モーメントは高い。特徴的なKソールデザインになっているので、地面からのショットも打ちやすいヘッドです。

いかがでしたか? 自分に合いそうなミニドライバーは見つかりましたか?

試打•解説=鹿又芳典
●かのまた・よしのり/多くのゴルフメディアで活躍する人気クラブコーディネーター。現役ツアープロのクラブ調整やサポートだけでなく、ジュニアゴルファーの育成にも注力している。

構成=野中真一
写真=田中宏幸
協力=ジャパンゴルフスクール

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