アイアンのヘッド別に最適な打ち方!本来の機能が引き出せる方法とは?

アイアンとひと口にいっても、形状はモデルによってさまざま。本来の機能を引き出すにはモデル別の形状に合った打ち方が必要だ!

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形が違えば最適な打ち方も違って当然!

画像左:アベレージモデル ヘッド大 重心低 グース大
画像中:中間モデル ヘッド中 重心中 グース小
画像右:アスリートモデル ヘッド小 重心高 グース無

アイアンはモデルによってヘッドの大きさが違いますし、バックフェースやネックの形状もさまざま。

ヘッドが小さくバックフェースのキャビティ(えぐれ)も小さいマッスルバック系のアスリートモデルは重心が高めで、ネック形状もストレートなものが多い。ヘッドサイズが大きめでバックフェースが大きくえぐれたアベレージ向けの飛び系アイアンは、低重心でグースネックのものが中心。もちろんその中間的なモデルもあります。

ヘッドサイズが違えば重心距離も違うので、ヘッドの挙動が変わります。また、重心の高さが違えば求められる打点位置が変わります。そしてネック形状が違えばインパクトのタイミングが変わる、ということを知ったうえでスイングしてください。

したがって、アイアン本来の機能を引き出し、狙った距離をしっかり打ち分けるには、それぞれの形状に合ったスイングが求められるのです。

ポイント1 ヘッドの大きさ

ヘッドサイズが大きいほど重心距離が長く、小さいほど短い傾向がある

ポイント2 重心の高さ

ソールが広くキャビティが深いモデルほど低重心で、マッスルバックは高重心

ポイント3 グース度合い

アスリートモデルはストレートネックが多く、アベレージモデルはグースが強め

ヘッドサイズで軸のイメージを変える! 小ぶりヘッドはクルンと大型回転はブーンと直線的に!

インパクトゾーンでヘッドが描く円弧を、重心距離が長いほどゆるやか、重心距離が短いほど小さくしたい。

大きなヘッドほど大きなアークが合う

小ぶりヘッドは大根を引き抜くように回転!

ボール位置に生えている大根を左手で持って体の回転で引き抜くようなイメージをもつと、小さな円弧でシャープに回転しやすい。

小ぶりヘッド その場で回転

体の左右を入れ替える感じ

バックスイングでは右半身を引きながら左半身を前に出し、ダウンスイングでは反対に右半身を前に出しながら左半身を引くことで、その場でクルッと回転する。

ヒジは曲げない

上記の体の「入れ替え」で回転しながら「大根を引き抜く」感じ。左ヒジが曲がらないように注意(上×写真)

大型ヘッド 左右に体重移動

左右の人と握手する感じ

バックスイングでは左手で自分の右側の人と、ダウンスイングでは右手で左側の人と握手するイメージで体重移動しながら、体全体を左右にスライドさせるように回転。

これは行きすぎ

上体が足の幅から出るほどのスライドはNG上×写真)。回転のエネルギーは真上ではなく、飛球線の斜め左方向に向ける。

重心距離によってスイングアークの弧の大ききが変わる

ヘッドの大きさによって、重心距離が変わります。小ぶりヘッドのアイアンは重心距離が短く、ヘッドがターンしやすいのでクルンと体を回すようにスイング。重心距離の長い大型ヘッドのアイアンは体重移動を意識しながら、左右へのスライドを多めにして直線的な軌道で振るとヘッドがスムーズに動きます。

小ぶりヘッドの回転運動は、ボール地点に生えている大根を左手で真上に引き抜くようなイメージで体を入れ替えるとクルッとシャープに回転できるので、ヘッドが機敏に動いて球がつかまります。

入射角より脱出角を意識! 高重心アイアンはヘッドを低く振り抜く 

インパクトの後のヘッド軌道を意識しよう!

高重心の脱出角は低めに

ロフトを立てながらボールをヒット。ヘッドを低く抜いていくイメージ

低重心の脱出角は高めに

フェースを上に向けるイメージで、ヘッドをやや高めの位置へと抜いていく

入射角を意識するとスイングが乱れる

ヘッドの入れ方を意識すると、打ち込みすぎやあおり打ちなどの弊害が出やすい

重心が高いほどロフトを立てて打ちたい

高重心アイアンでボールの芯を打ち抜くには、ロフトを立てて鋭角にとらえる。
低重心なら払い打つレベルブローでOK

高重心ヘッド ヘッドを走らせずに低い脱出角で振る

インパクト後も体の回転に合わせて手元を押し込むようにフォローを低く出す。ロフトを立ててぶ厚くとらえたい。

手元先行でロフトを立てて、ボールを強く押し込んでいく

低重心ヘッド ヘッドを走らせて高めに抜いていく

インパクト後、ヘッドを走らせながらややフェースが上を向くように少し高めの位置にヘッドを抜いていく。

フェースが上を向くようにヘッドが少し先行していく

低重心はロフトを立てて低く振り抜いていく

低重心のキャビティアイアンはゆるやかな入射角で払い打ち気味に、高重心のマッスルバック系アイアンは強めのダウンブローでロフトを立てて打つほうが、芯でボールをとらえやすく機能を生かして打てます。

しかし、このイメージでスイングすると、すくい打ちになってダフったり、上からぶつけて刺さるリスクがあります。ですから、入射角よりもインパクト後の「脱出角」を意識するのがコツ。低重心はやや高めに、高重心はロフトを立てながら低くヘッドが抜けていくイメージをもつとよいでしょう。

アスリートモデルはヘッドをクルンと回転させても軌道は“大きな振り子”で振る

支点は胸!

リリースせずに大きな円で振る

パターのアームロックグリップのように、腕とシャフトが一体になって動くイメージでスイングする。

支点は手元!

リリースしながら小さな円で振る

グリップエンドをつまんで握るような感覚。つまんだ位置を支点にスイングするイメージで打つ。

グースネックほど当たるのが遅くなる

ストレートネックよりもシャフト軸に対してリーディングエッジが後ろにあるグースネックは、フェースが返って当たりやすいので球が自然につかまる。

ストレートネック リリースする前にボールをとらえる

バックスイングはアーリーコックがオススメ。切り返し以降は、インパクトまでクラブをリリースせずにハンドファーストのまま振っていく。

アーリーコック

グースネック リリースしながらボールをとらえる

バックスイングはレートコックがオススメ。手元を支点にクラブをリリースしながらボールをとらえ、ヘッドを走らせて振り抜いていく。

レートコック

ストレートネックは自分が主役。グースはクラブが主役

ネックのグース度合いは、インパクトのヘッドとボールが接触するタイミングを左右します。

ストレートネックがシャフトのほぼ軸線上でインパクトするのに対して、グースネックが強いほどシャフト軸よりもフェースが遅れてくるのでインパクトのタイミングも遅れます。そのため、フェースが少し返った状態で当たり、球が自然とつかまるようになります。

ストレートネックのアイアンは、胸を支点とした大きなアークで振り、自分で球をつかまえて打つイメージが合う。グースネックは、手元を支点とした小さなアークで、球をつかまえるのをクラブの動きに任せたほうが理想的な弾道が打てます。

いかがでしたか? アイアンの形に合わせてベストな打ち方を目指しましょう!

レッスン=アッキー永井
●永井研史(ながい・あきふみ)/1987年、神奈川県生まれ。アメリカに留学していた高校時代にゴルフに出会う。エースゴルフクラブ赤坂などでレッスンするほか、YouTube「キャンバスゴルフ」も配信中。

構成=鈴木康介
写真=田中宏幸
協力=取手国際ゴルフ倶楽部

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