正しいアプローチの“インパクト”はどっち?「手元が上げる」意識が重要

「スイングや弾道の数値化によって、これまで“よし”とされてきた構え方や打ち方が変わってきました。アプローチも同じで、ピンに寄らないゴルファーは古い上達法を行なっているのがうまくならない原因になっていることが多々あります」と小野耕平コーチ。

開眼や上達のきっかけとなる、アプローチの新しいレッスンを伝授する。

【関連記事】7番ウッドを選ぶ時の「4つのポイント」!最新15モデルを試打解説

Old 手元を下げながら打つ→New!!手元は上げながらヒット!

(Old)ヘッドも手も下げる

インパクト時の手元は「上がりながらヒットする」が正解です。わかりやすいように、フラフープとレールを使って説明しましょう。

手元を下げながら打とうとすると、手が目標側に出すぎたり(左)、ヘッドが手元を追い越してしまい(右)ダフリ・トップのミスが出やすくなる

フラフープはヘッドが描く円軌道。レールはハンドパス(手元の通る道)です。ヘッドも手元もフラフープとレールに沿って動いていきますが、インパクトはアドレス時よりも少しハンドファーストになるため、手元はやや左、レールでの位置を見ると上がり側でヒットしています。

ダウンスイングは「クラブを振り下ろすので手元も下げる」「手元が浮くのがイヤなので下げながら打つ」というイメージをもっている人は、「手元は上げる」意識がミート率を高めるコツになるはずです。

アドレスと比較すると一目瞭然。インパクトの手元の位置はハンドパスのレールの弧の最下点に対して「上がり際」にきている。手元を下げながら打つよりも入射角が安定し、大きなズレが起こりにくくなるのがメリットだ

いかがでしたか? 小野コーチのアドバイスをもとに、手元の位置を意識しながらアプローチ練習をしてみましょう。

レッスン=小野耕平

●おの・こうへい/1997年生まれ。中央学院大ゴルフ部を経て、指導者の道へ進み、石井忍プロ主宰のエースゴルフクラブのインストラクターを務める。研究熱心で、物理と感性を両立したレッスンが持ち味。

写真=田中宏幸
協力=ジャパンゴルフスクール

【あわせて読みたい】

「天使か」西村優菜、“かわいすぎる”ウェア姿を披露!ファンから称賛の声集まる

7番ウッドを選ぶ時の「4つのポイント」!最新15モデルを試打解説

「7番アイアンで200ヤードも飛ぶ」ってマジ!?“飛距離”に特化したアイアン4選

関連記事一覧