150ヤード以内の短めパー3の攻略法!グリーンに確実に乗せるコツ

150ヤード以内の距離のパー3は、アマチュアならミドルアイアン以下。ライもよく短いクラブで打つので「乗るだろう」と思うが「こんな短い距離なのに外した……」と残念な結果になることが多い。これには原因とコツがあると目澤秀憲コーチ。短めのパー3でボギーを防ぎ、バーディチャンスを作り出す方法をレッスンする。

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乗らない原因①→ティーアップの高さがバラバラ
乗せるコツ→一定の高さは絶対!「やや高」がオススメ!

地面とボールの間に指1本挟む

地面とボールの間に指1本を挟む「やや高」でティーアップ。打ちやすくなるし、ダフリのミスも防ぎやすい。だいたいではなく、つねにこの高さにセットすることを習慣づけよう

雑なティーアップはミスのもと!

低すぎ(左)、高すぎ(右)
ティーアップの高さがバラバラだと打点がズレやすい。軌道にも悪影響があり、高いと咄嗟にすくい打つ、低いと上から打ち込みたくなり、普段と違うスイングをしてしまう

短いパー3でのワンオンの確率を上げるカギとなる〝楕円〞の説明の前に、乗らない原因はティーアップの高さにもあることを知っておきましょう。アマチュアはセットする高さがバラバラ。しかも、ちょっと高いな、低いなと感じてもそのまま打ってしまっていませんか?

これは打点だけでなくスイングのズレにもつながるので、まずはティーの高さを必ず一定にしてください。高さは、せっかく自由に調節できるのですから少し高めの「やや高」に。地面との隙間を作ることで、もっとも飛ばないダフリが防げる。フェースの上目でヒットしやすいので球か高く上がり、高さでグリーンに止める弾道が打てます。

風が強いときは「低め」にセット

低めのティーアップでフェースの下めでヒット。低い弾道で風によって方向性と距離感が狂うのを防ぐ

風が強いときは低めにティーアップしてください。フェースの下めに当たるのはOK。低い弾道を打って「風の下」を通し、風の影響を受けにくくします。追い風のフォローでも低めにティーアップ。グリーンに乗せるには飛距離が大切になるので、風に乗って飛びすぎるのを防ぐためにも低い弾道を打ちましょう。

乗らない原因②→テいつもピンを狙う
乗せるコツ→ターゲットエリアを楕円にすると高確率でグリーンオン!
8割乗って外した2割も楽々パーの狙い方

PGAツアーの選手でも、150ヤードは半径8ヤードは球がバラつくというデータがあります。世界トップレベルの選手がこの精度なら、アマチュアはその倍の半径15メートルまで広がるでしょう。なのに、短めの距離だからといっていつもピンを狙っていませんか?

これが乗らない原因のその2。直径30ヤードのエリアがグリーンから外れている、外れているエリアにハザードなど寄せにくい場所があればボギーを叩いてしまいます。そこで、まずは直径30メートルで狙うエリアを設定してほしいのですが、そのエリアを楕円にするのが乗る確率を大きく上げるコツ!

それを3つのステップでレクチャーしましょう。この目標設定を実践すると、乗る確率が8割まで大幅にアップするはず。2割外したとしても簡単にパーを拾える状況を作れるので、スコアアップできますよ。

STEP 1:ミドルアイアン以下は飛ぶエリアが右手前から左奥に広がる

ミドルアイアン以下は、ヒッカケて左に飛びすぎるか、ロフトが寝ているぶんこすってしまうと右にショートすることが多い。エリアは右手前から左奥にかけての楕円になるが、練習場でミスしたときはどこに飛んでいるか、事前にチェックして、自分の傾向を知っておくことが大切。

クラブが短くなるほどエリアを狭めてOK!

練習場でチェック!

短い距離になるほど精度が上がるので、ボールの散らばる範囲が狭くなる。短い番手でティーショットするときは、グリーン方向に設定する楕円の広さを絞ってOKだが、これも練習のときに傾向や範囲をしっかりチェックしておこう。

STEP 2:30ヤード幅の楕円をグリーン内に設定

右手前から左奥にかけて30ヤード幅の楕円でボールが飛ぶエリアを想定。アマチュアの7番アイアンならこのくらい大きな楕円になる。その楕円をグリーンからはみ出ないようにすれば、ミスショットしてもグリーンから外れない

PGAツアーの選手でも7番アイアンは中心から8ヤードズレるので、アマチュアは倍の16ヤード、右手前から左奥までの幅が約30ヤードの楕円で狙うエリアを設定しよう。楕円の中心をピンにすると、図のようにグリーンから外れてしまうときは、楕円を左右にズラせば乗る確率を上げられる。

STEP 3:ハザードや風によって楕円の位置を調節

楕円をズラすとその範囲内にハザードや寄せにくい場所がかかるなら(青線)、さらに楕円の位置を調整(赤線)。左右だけでなく、前後に移すケースも出てくる。風でボールが流される状況も同様で、たとえば左から強い風が吹いているなら楕円をさらに左にズラす。

左手前から右奥に長いグリーンに注意!

簡単に寄せられるエリアなら楕円がはみ出てもO K!

右手前から左奥への楕円でエリアを設定するので、その反対の左手前から右奥に長い形のグリーンは要注意。右の図のように楕円がグリーンからはみ出しやすいが、どうしてもはみ出てしまうときは、バンカーや深いラフ、急傾斜など寄せにくい場所だけは避けるようにする

乗らない原因③→スイングが状況に左右されてしまう
乗せるコツ→目線を楕円の中心にセット!距離も楕円の中心を狙って打つ!
目線からスクエアにアドレスを整えていく

目線を合わせてから肩、腰、スタンスのラインを合わせる、「まずは目線をスクエアにセット」
一番大事なのは目線。股関節を曲げて前傾すると向きが左右にズレにくくなる(写真右)。目線をスクエアにすれば肩のラインもスクエアになりやすい。上半身の向きを基準に腰やスタンスの向きを整えればオールスクエアな構えが作れるが「スタンスの向きはその人の振りやすさや打ちたい球筋にもよるので、スクエアじゃなくてもOKです」と目澤

3つめの乗らない原因は、気持ちからくる問題です。パー3はピンがよく見えるので、乗せたい気持ちからアドレスもスイングも悪い意味で前のめりになる。目線がボールではなく目標に行きがちで、アドレスでもスイングでも顔が上がりやすい。

つまり左にズレやすいのです。すると、目線の向きどおりに左にミスしたり、体が開いて右へのミスが出てしまいます。また、目線は肩のラインなど上半身の向きと連動しますが、上半身と下半身の向きがズレて構えている人も多いです。これも打ちたい方向に打ち出せない原因なので、目線からスクエアなアドレスを作っていきましょう。

ターゲットに向かって打ちにくくなる構え

カット軌道やダウンブローがキツくなり、大きく右に曲がる

ヘッドがアッパーに入り、右打ち出しや大きく左に曲がる

Drill

スティックなどをボールの前に置いて練習することがあるが、これは正しいターゲットラインを意識する以外に「目線」を正すという効果もある。目線はそのくらい重要なので練習に取り入れよう

設定した楕円を信じて必ずその中心を狙う!

楕円を左右だけでなく前後にズラしてその中心を狙うと、ピンまでとは距離が変わることを忘れずに

最後に、楕円を設定したら狙いはその中心。アドレスも中心に向けてスクエアに。距離も中心まで打つことを徹底します。楕円のエリアで乗る確率を上げたのに、意識もスイングもピンに向けてしまうのはダメ。

池やOBが浅いロケーションでは「嫌がっちゃったなぁ」と、危険箇所とは逆方向に大きく外すことが多々ありますが「楕円の中心でOK!」という強い気持ちをもってください。楕円の中心をターゲットに設定すると、距離がピンまでとは変わることにも注意。

番手選びにも気をつけてください。もし、番手間の中途半端な距離になったときに±5ヤードを調節する打ち方もレクチャー。ボールが上がりやすい短い番手では、キャリーのコントロールがポイントになります。

+5ヤード 弾道を少し高くして飛ばす

小さくバックスイングしたら、大きいフォローと高いフィニッシュで打ち出しを高くする。手元を目標方向に出しすぎずに、少しフェースを閉じながらインパクトして強い球を打つ

-5ヤード 弾道を少し低くして抑える

大きくバックスイングしたら、小さいフォローと低いフィニッシュで低く打ち出す。手元を先行させる度合を強めて、少しロフト立てて打つイメージでキャリーを抑える

いかがでしたか? ぜひ、レッスンを参考にして練習してみてください。

レッスン=目澤秀憲
●めざわ・ひでのり/1991年生まれ、東京都出身。

構成=野中真一 
写真=中野義昌 
協力=熊谷ゴルフクラブ

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