
左足上がりのアプローチの寄せ方!「クローズスタンスにして…」とプロが解説
ピンはすぐそこ。「簡単に寄せられそう」と思ったのにミス! その原因となるクラブと体の動きを直すレッスンを紹介しよう。
苦手克服状況3 球を止めやすそうな左足上がり

ミスのパターン:高く上げやすい状況は距離感が出しづらい

ロフトが寝て「いつもの距離感では届かない」と感じると、手で調整しようとしてダフることもある
左足上がりは球を上げやすいので、高い球でピンそばに落としたくなります。しかし、ロフトを寝かせて普段より高く上げる球は、距離を合わせづらい。敏感な人はスイング中に「距離が違う」と感じると、手先で調整してミスすることもあります
肩を左へ大きく回し低く打ち出して距離感を合わせる

必要以上に高く上げず、距離感を合わせて寄せましょう。そのためには、左足上がりでも低い球で寄せるほうがいいのです。左足上がりで低い球を打つ場合は、状況1と同じアドレスをつくってから、スタンスだけを右に向けてください。
スタンスなりに振ると右にボールが飛んでしまうので、自然に体を左へ大きく回していく動きになります。胸を下に向けたままの低いフィニッシュをとれば、低い球で寄せられます。

打球を上げようとするとダフる(×)。目標方向へ打つためには体を回すしかない(○)ため、あおる動きが出なくなる
。
いかがでしたか? ぜひ、レッスンを参考にして、苦手状況を克服してください!

レッスン=澤田繁典
●さわだ・しげのり/サンフランシスコのオリンピックククラブに在籍し、ミニツアーに参戦。一般企業勤務後、現在は高田馬場、阿佐ヶ谷のインドア練習場&スクールGolfareiで指導している。

モデル/田中紀行さん
49際、165cm、58kg。ゴルフ歴7年、平均スコア100前後。グリーン周りでもザックリもホームランも出るのが悩み。つねに寄せワンを獲りたい!
構成=長沢潤
写真=相田克己
協力=サザンヤードカントリークラブ
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