
スタートホールのティーショットの正解とは?女子プロが解説
〝なっち先生”こと大谷奈千代が、コーチに転身して気づいた「プロとアマチュアの考え方の違い」は、スイングの改造や強化以上にスコアアップの効果がある。そこで「頭と心の中を変えるレッスン」を毎月掲載!
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スタートホールのティーショットは「期待しない」 が健康的!?

老若男女楽しめるゴルフは、ボールを追いかけているうちに自然のなかをたくさん歩けるので健康的。しかし、意外にもゴルフはスポーツのなかで死亡率が1番高いというデータも……。そんな不幸が訪れる場所はグリーンまわりとスタートホールのティーイングエリアが多く、よほど心臓に負担がかかるのか原因は心疾患だそうです。
とはいえ、ゴルフは朝イチのティーショットを打たないことにはプレーがはじまりません。では、心臓に負担がかからないようにするにはどうすればいいか? PGAツアー通算82勝のサム・スニードは、試合日のスタートホールのティーイングエリアで何を考えるのか、と聞かれた際に「チョロしないように考えている」と答えた逸話があります。サム・スニードほどのレジェンドゴルファーがそんな大ミスを気にするの? と思うでしょうが、私もいざティーイングエリアに立って1打目を打とうとしたときに「どうやってスイングするんだっけ?」となったことがあります。こんな状態で会心のナイスショットを打つのは難しいですよね。
こうなってしまうは、過度な不安や緊張からだと思います。たしかにその日の1打目はプレッシャーがかかる。また、打つ前だけでなく、打った結果が大ミスだと頭が真っ白になって1日のリズムが乱れてしまうなど、その後のプレーに大きな支障が出てしまうのもよくないですね。
これらを避けるためにも、本日の1打目は精神的な準備として“ナイスショットを期待しない”ことをオススメします。サム・スニードは「チョロしないように」といっていましたが、みなさんは「最悪ゴロでもいい」くらいの気持ちでいけば、ムダな力が入らず意外とうまくいくケースもある。また「ダフリ、トップに曲がりなし!」といわれるようにこのふたつのミスは左右に大きく曲がってしまう最悪の状態を避けられます。健康面でもスコアの面でも、もっとも“適度に適当”でいいのが朝イチのティーショットなのかもしれませんね。
いかがでしたか? 最初の一打は適度に力を抜いて、期待せずに打ってみてくださいね。

大谷奈千代
●おおたに・なちよ/1984年生まれ、兵庫県出身。05年のプロテストに合格。ステップアップツアー2勝、11年には賞金シードを獲得。現在はレッスンにやりがいを感じ、コーチに転身。アマチュアやプロの卵を精力的に指導している。
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