
超コンパクトなバックスイングが正解!トンカチで釘を叩くイメージでヒット
アイアンショットの精度アップでスコアアップ!フェースの真芯に当てて、左右への曲がりを抑えながら番手なりの飛距離を正確に出す。グリーンを確実にとらえるアイアン上達のヒントを伝授しよう!
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ミートで飛ばす!方向性と安定性も上がる

トンカチで釘を叩くときを思い出してください。まずは、トンカチを釘の頭に当て、そこから少しだけ振り上げ、力を入れるのは釘に当たる瞬間だけですよね。トンカチを思いっきり高く振り上げて釘を叩くのは、うまく当たれば1回で深く打ち込めますが成功する確率は低い。アイアンショットもそれと同じなんです!
コンパクトにするバックスイングは、強く叩くインパクトのイメージが消えない範囲まで。アイアンは飛距離よりも正確性が優先ですが、ミート率を上げるとコンパクトなトップからでも飛ばせるし、ショットの安定性が大きく上がります。

ヘッドがウッドより小さいアイアンは、打点のズレが大きなミスになってしまう。ボールに与えるパワーを大きく振りかぶって出そうとすると、正確性が落ちてしまうので×
バックスイングは8時フィニッシュは2時の位置

振り幅のイメージは、バックスイングは時計の文字盤の8時のところまで、フィニッシュは2時で止める。どちらも「小さすぎない!?」と思うが「アマチュアはイメージした位置より絶対に大きく上がりますから!超コンパクトなスイング幅からはじめることもミート率アップの秘けつのひとつです」(甲田)
アドレス時に「強く叩く!」をイメージしてからバックスイング

「アドレス時にボールを強く叩く、形と意識をもってください」と甲田。そのイメージが消えない高さまで、がフルトップ。イメージが薄れてしまったらバックスイングが大きすぎる証拠。かなりコンパクトに感じても気にせずに!
顔の向きを固定
目線をボールから切らない

「釘を叩くときは、釘の頭を見続けていますよね?それと同じでボールを見続けながら打つことが大事。クラブが気になり、バックスイングで目線をボールから切ってヘッドを見るのはNG。目線や顔の向きが変わるとミスの原因になってしまいます」(甲田)
いかがでしたか? ぜひ、レッスンを参考にして練習をしてみてください。

甲田良美
●こうだ・よしみ/1983年生まれ、栃木県出身。164cm。ゴルフをはじめたのは高校卒業後。09年のプロテストに合格し、2010年にはレギュラーツアーのリゾートトラストレディースでツアー初優勝。安定したショットに定評があるママさんプロゴルファー。フリー。
構成=小山俊正、岡田豪太
写真=田中宏幸
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