深い芝からのアプローチのコツは?「ヘッドをトゥ側から…」人気コーチが解説

アプローチは基本が大事。小手先の技ではなく、何度打っても同じような打ち方ができることが大切です。

今回は、女子プロがやっている実戦的なアプローチ練習を辻村コーチにレクチャーしてもらいました!

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ボールが浮いているラフはザックリしない

トゥ側の削りを生かす

ラフからのアプローチで肝となるのは、ソールの使い方です。ヒールから地面に当てるツアープロもいますが、私はトゥ側から当てる打ち方を教えています。その理由はヒール側よりトゥ側のほうがソールが削られていて接地面積が小さいので、ラフからでも抜けがいいからです。

もうひとつラフの基本は、ダウンブロー軌道でヘッドを入れること。入射角が鋭角なほうがボール手前の芝の影響を受けにくい。フェアウェイだときついダウンブローはザックリのミスになりやすいですが、ラフはボールが浮いているのでボール手前にヘッドが落ちてもザックリしません。ダウンブロー軌道だとスピンも効きます。

スイングで気をつけるのは両ヒザが前に出ないこと。ヒザが前に出ると体が突っ込んでミスしてしまう。

ヘッドは手前からではなくジャストに入れるイメージ!

ハーフウェイダウンではヘッドが腰の高さにあり、そこからダウンブロー軌道で振り抜くと芝の影響が少なくなる。

ボール手前からヘッドを滑らせると、芝の抵抗によってスピードが落ちるのでショートのミスが増えてしまう。

いかがでしたか? ラフからの打ち方は今回のレッスンを参考に実践してみましょう!

辻村明志
●つじむら・はるゆき/1975年生まれ、福岡県出身。チャレンジツアーやアジアンツアー参戦後、プロコーチに転向。上田桃子、小祝さくら、永井花奈など日本のトップ選手を指導。元ビルコート所属。

山村彩恵
●やまむら・さえ/1992年生まれ、福岡県出身。12年のプロテストに合格し、19年から辻村の指導を受ける。昨年末は台湾ツアーのQTを通過し、参戦する予定だった。サマンサタバサ所属。

構成=野中真一
写真=中野義昌
協力=鎌ヶ谷カントリークラブ

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