
女子プロのアイアンスイングを解説!再現性が高まるポイントとは?
スイングは体を大きく捻転させることが大事だといわれるが「アイアンは体をねじらないほうが、再現性が高くなって正確に打てますよ」と、坂本龍楠コーチ。
ショットメーカーの女子プロのスイングをお手本に“ねじらないスイング”を解説する。
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”左足体重で体が一直線になる”&”Ⅰ字フィニッシュをとる”

体をねじるとフェースが開閉してしまうので、
フェース向きが安定しない人はねじらないで振り上げる(②)
フェース向きは骨盤と肩の向きにつられてズレやすい
ゴルフクラブにはライ角やロフト角があり、それによって番手なりの球筋が打てるようにできています。そのため、アドレスで構えた角度をインパクトで再現することが大事。この「クラブの角度を保つ=再現性をよくする」ために必要なのが「体をねじらない」ということです。

体がねじれると骨盤と肩の向きにズレが生じます。するとフェースの向きもズレ、設計されたクラブの角度が変わるのです。今回は、「再現性を高めるために体をねじらずに打つ」スイングの特徴を、3選手を例に解説していきましょう。

大西選手の注目ポイントは❽のフィニッシュです。右サイドの肩と腰、ヒザの位置がそろって、アルファベットの「Ⅰ」の字のカタチになるフィニッシュをとっています。ここまでのバックスイングやダウンスイング、フォローで体のねじれが大きすぎると、右肩が前に出たり、のけ反ってしまいます。

右サイドの肩と腰、ヒザの位置を
一直線にそろえた左足体重のフィニッシュ(⑧)
Ⅰ字フィニッシュをとるコツは、体をねじることよりも体重移動です。フォローからフィニッシュにかけて、右足を引きずるようにスライドさせることを意識して、体重をしっかり左足に移してください。
いかがでしたか。“ねじらないスイング”のポイントをぜひ参考にしてください!

解説=坂本龍楠
●さかもと・りゅうなん/1981年生まれ。大学入学とともにゴルフを始め、オーストラリアへ単身ゴルフ留学。帰国後、関東一円でレッスンを開始。体に負荷のかからないゴルフ理論を構築し、YouTubeで配信するなど、幅広く活躍中。新宿御苑ゴルフスタジオ主宰。

大西葵
●おおにし・あおい/1994年生まれ、千葉県出身。163cm。
写真=高橋淳司
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