
風向きで打ち分けて飛距離アップ!ドライバー上達のコツを男子プロが伝授
フェードやドロー、球の高さなどを打ち分けるテクニックがあればいろんな状況が攻略できてスコアアップ!「打ちたい」を「打てる」に変えるレッスンでショットバリエーションを増やそう!
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風向きによって球の高さを変えればロスなく大きく飛ばせる

僕はそのホールの風向きによって、ドライバーの球の高さを打ち分けます。高い球でフォローの風に乗せる場合は、構えるときにボール位置を通常より半個分左にズラし、ターゲットへの目線を高くします。ここで肩のラインをいつもより左肩上がりにしておくことが大切です。
そしてダウンスイング以降、右足に体重を残しながら、クラブを高い位置に振り抜きます。左への体重移動を抑えて、右股関節を支点に体を回すのがポイント。こうすれば肩のラインに沿って高く振り抜けるので、理想的なアッパーブローになり、高弾道のショットが打てるんです。

右股関節を意識すると、体重が右に残りやすく、スイングの最下点が手前(右)になるぶん、アッパーブローにヒットしやすくなる。
通常よりボール半個分左にセット

ボールを左に置いて目線を高くすれば、やや右足体重のアドレスになり、肩のラインが左肩上がりになる。
右足に体重を残しながら振り抜く

左への体重移動を抑えて、その場で回転。右肩が落ちたり、体が右に傾いたりしなければ、右足に体重が残ってOK。
ダウンで腰を早く切ると高く上がらない

腰を切る、体重を左に移す、といった動きを加えると、アッパーブローにならず、ボールが高く上がらないので注意しよう。
いかがでしたか? 高弾道で飛ばすときには、右足体重で理想的なアッパーブローを目指しましょう!

池村寛世
●いけむら・ともよ/1995年生まれ、鹿児島県出身。166㎝、72㎏。小柄だが300ヤード超のビッグドライブを放ち、19年のドライビングディスタンスは5位。ディライトワークス所属。
構成=小山俊正、野中真一
写真=中野義昌、小林司
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