
脱オーバースイングのコツは「下半身」にあり!切り返しのポイントは?
「いつ」「どこに」「どうやって」力を入れれば(抜けば)いいのか迷走中……山形プロ!教えて~!
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下半身と上半身の引っ張り合いがヘッドスピードを生む

切り返しのタイミングは、下半身と上半身で“ラグ”があるのが正解。下半身はトップに到達する前から左サイドにじわじわ加力。下半身先行で切り返し、上半身はそれに引っ張られるのが理想です。ここでアマチュアがカン違いしているのが「クラブがトップにたどりついてから下半身を切り返す」です。
これでは上半身の動きと「引っ張り合う」ことができないので、下半身の切り返すタイミングとしては少し遅い。クラブをトップに置きざりにしていくようなイメージで下半身を切り返していくとタイミングがとりやすく、結果としてヘッドスピードアップにもつながる。最初はハーフスイングから、このラグを作る練習をするのも有効ですよ。
「クラブをトップに置いてくる」イメージで脱・オーバースイング!

クラブがトップに上がりきる前に下半身の左サイドに加力していくと、「引っ張り合い」の効果が生まれてオーバースイングにならない

上半身・下半身ともに脱力したままだと、クラブへの〝ストッパー〞がなくなり、オーバースイングや過度なクロストップの原因となる
トップに到達する前からじわじわ下半身の左サイドに加力しはじめる

上半身の加力でクラブを切り返そうという意識はエラーのもと。脱力している状態をキープし、クラブが下半身の動きに引っ張られるのを待つ
切り返すタイミングで下半身はすでに左サイドへの加力をしきっている

切り返し時、下半身は左サイドを先行して動かすため、トップで上半身の動きと引っ張り合いが起きる。捻転が瞬間的に深くなり、ヘッドスピードも上がる
いかがでしたか? ぜひ、レッスンを参考にして練習してみてください。

レッスン=山形陵馬
●やまがた・りょうま/ジュニア時代から活し、2010年にプロ入り。現在は東京都・麻布の「FIVE ELEMENTS」でレッスンを行なっている。YouTubeチャンネル「NO GOLF NO LIFE」でもアマチュア向けの有益情報を発信中。
構成=石川大祐
写真=田中宏幸
協力=船橋カントリークラブ
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