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作家・柚月裕子さんがはじめてのタイへ! 絶景ゴルフ場でぜいたくゴルフ旅

人気作家の柚月裕子さんが、ワッグルのタイコンペに参加してくれました。

タイが初めての柚月さん、コンペ開催地のパタヤでラウンドしたみっつのコースと、経験なさったタイの魅力を綴っていただきました。

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「タイに、絶タイ、また行きタイ!」 柚月裕子

昨年の十一月、タイへ行ってきた。このタイ行きは、一年前から決めていたものだ。ワッグルで第一回のタイコンペが行われた記事を読んで、行きたいと思っていたのだ。

その記事で私は、タイがゴルフ王国であることをはじめて知った。つい七年ほどまえにゴルフをはじめ、いまだにクラブを振るときは「どうかダフりませんように」と心で唱えているレベルの私にとって、海外ラウンドなど夢のまた夢、一生のうちでできるかどうかという遠いものだった。それが、タイゴルフを意識することがなかった理由のひとつだろう。

しかし、すぐにはタイコンペの参加を決断できなかった。私は絶望的な方向音痴で、乗り物が苦手だ。国内ならまだしも、海外に行って無事に帰ってこられる保証――というか自信はない。「こんな私でも行けるでしょうか」とワッグル編集長のTさんに訊ねると、彼はその場で「行きましょう!」とにっこり笑った。その言い方が軽い軽い。まるで隣のスーパーへ買い物にいくような感じだった。

Tさんはなんどもタイに行っているから慣れてるだろうけれど、私はタイも海外ラウンドもはじめてだから不安です、と言うとTさんは楽しそうに(言い換えれば、面白そうに)「大丈夫、参加者のみなさまは、責任を持ってワッグルがアテンドしますから」と言う。しかもタイコンペは、タイ国政府観光庁(TAT)が協力してくれているというのだ。

国が協力って、なにそれすごい!と驚きながら話を聞くと、タイは国を挙げてゴルファーの観光誘致に力を入れているとのことだった。そのいくつかの取り組みのひとつに、タイ国政府観光庁主催のゴルフ商談会がある。毎年、タイ国内で場所を変えて行われているがかなり大規模なイベントで、世界中から多くの人が集まるらしい。国を挙げての商談会と聞いただけでも、タイ国がいかにゴルフ観光誘致に力を入れているかが伺える。

さてここで、実際にワッグルタイコンペに参加した感想を、まずはひと言お伝えする。「もう最高!」である。

これはお世辞ではない。本当に素晴らしかった!タイでのゴルフ経験豊富な先輩作家Oさんから「タイはいいぞ」とは伺っていたが、まさかこれほどまでとは思わなかった。

柚月さんと同じくゲスト参加した、クラブフィッターの鹿又さんとツーショット

具体的に、なにが素晴らしかったかを書く前に、今回の私の旅程をお伝えしよう。夜中に羽田を出発し、その日の早朝にバンコク・スワンナプーム空港に到着。

十一月のタイは乾季で、過ごしやすいと聞いていたが、たしかにそうだった。暑くはあるが、いまの日本の夏の恐るべき猛暑とは違い、風が軽やかで身体に優しい。空気が軽いという感じだ。

問題のゴルフだが、私はタイ滞在中に三ラウンドした。初日はフェニックスゴールド。そして滞在二日目はタイコンペ初日のチーチャンゴルフリゾート、翌日コンペ二日目は、サイアムCCローリングヒルズだ。三コースすべてパタヤ近郊にある。本当は最終日もラウンドする予定だったが、あまりの楽しさにはしゃぎすぎて体力がなくなり、ホテルでぐっすり眠っていた。

新調したドライバーの調子がよかった柚月さん。スイングもビューティフル

さて、人生初のタイラウンドだが、日本では味わえない楽しさだった。

とにかく広い、すべてが広い。山は遠く、見上げれば視界のほとんどを青空が埋め尽くしている。コースのいたるところには美しい花が咲き、水がきれいな池がたくさんある。

なにより印象的だったのが、コース内にある樹木だ。日本のコースでは、コースづくりとしてそこに樹を植えました、というレイアウトが多いように感じるのだが、タイのそれはコースができる前からそこにあった、という感じだ。今回、回らせていただいたみっつのコースはすべて、自然が先にありそこに人がコースを作らせてもらった、と感じるものだった。

それはすべてに共通するが、もちろん、それぞれのコースに特徴があり楽しさも難しさも違う。フェニックスゴールドでは、日本のフェアウェイとの芝の違い(すごく粘っこい!)に驚いた。しかも、フェアウェイが広いので一見、アップダウンがないように思えるが、ボールのそばへ行ってみると結構な傾斜があり、一打ごとに自分が持っているテクニックと知識を駆使しなければならなかった。

コンペ初日のチーチャンゴルフリゾート。
白ティーからはさほど距離はないが、個性的なホールが続き記憶に残るコース

チーチャンゴルフリゾートでは、コースから見える山の斜面に作られた、カオチーチャンと呼ばれる大きな仏像の壁画に目を見張った。あの光景は「壮大」の一言に尽きる。仏様のおひざ元なのだから、きっと慈悲に満ち溢れたコースなのだろう、と思ったのが大間違いだった。前日のフェニックスより高低差は感じなかったが、バンカーと池の多さに泣いた。どのホールにも大量に砂が入ったいいバンカーが、いい場所にあり(この場合の、いい、は多少含みを持っています)、いつもよりたくさんクラブを振った。

コンペ2日目のサイアムカントリークラブ ローリングヒルズ。
18Hすべてに名前が付いていて、回れば回るほど味わい深い

チーチャンを回った翌日、コンペ二日目のサイアムCCローリングヒルズは、今回のラウンドで一番叩いた。レディースティーからの距離は、みっつのコースで一番短かったように思う。だから、二打目がうまく当たればグリーンそばまでは行ける。

しかし、世の中うまい話はない、というように、楽なコースなどない。フェアウェイの途中には、かなりの飛距離がなければ越えられない池やクリークがあり、グリーン周辺には遠目からでも「これは絶対に入れてはいけない!」とわかるバンカーがある。そのうえグリーンは信じられないほどのアンジュレーション。ボールが乗った位置によっては3パット確実のような傾斜がついている。私に限って言うならば、3パットで済めば御の字、というレベルのグリーンだった。

サイアムCCローリングヒルズの名物ホール15番パー5。ホールネームは「Wall of death」。
グリーン右手前の絶壁のようなバンカーが、
柚月さんの言う「遠目に見ても入れてはいけないバンカー」かも

ここまで読んで、タイのゴルフはずいぶん難しそうだ、と思われた方もいるかもしれない。しかし、まったくそんなことはありません。その証拠に、コンペ二日目のラウンド後に参加者が集まって表彰式があったが、そこで発表されたスコアはみなさん見事なものだった。なかには、私のハーフのスコアがトータルスコアの強者もいた。だから、苦戦したのは私の腕が未熟だからであって、決して難しいだけではない。上手な方はもちろん、私レベルの方でも充分に楽しめるのでご心配なく。

表彰式で賞品を受け取る柚月さん。
今年のコンペは上位を狙ってください

さて、このコンペはタイ国政府観光庁の協力があり、移動も宿泊も食事もすべてが安心、安全、快適なものだが、コンペの賞品も魅力のひとつだ。最新のドライバーやかっこいいキャディバッグ、かわいい小物などが盛りだくさんで、私のような最下位の者にもちゃんと賞品が行き渡るようになっている。ちなみに私はブービー賞で、今回、現地のコーディネーターを務められたタイのゴルフ場予約サイト「GO GOLF」のゴルフ用品と、コンペの賞品として新しいモデルのゴルフシューズをいただいた。そのシューズは、いま愛用している。

ここからは、ゴルフ以外のタイの魅力をご紹介しましょう。

パタヤで宿泊したのは「サイアムベイショアリゾートパタヤ」。

まずはお宿。どのホテルもスタッフの方の応対、設備、環境、そして私が宿泊のときになにげにチェックしているアメニティやドライヤーなども、すべて充実していて大満足だった。特に、初日に宿泊したパタヤのサイアムベイショアリゾートはラグジュアリーでため息が出るほど素敵だった。

柚月さんの部屋のバルコニーからは目の前に海が見え、夕日がとてもきれいだった

経営をしているのは、バンコクやパタヤに数軒のホテルを持つ、タイのスコソン一家。タイ資本のホテルなので、建物や部屋の造り、置かれている調度品、照明など、みな異国の地を感じさせるアジアンテイストで、欧米系列のホテルとは違う雰囲気があった。ベッドのうえに置かれていたお花のウェルカムメッセージの感動は忘れられない。

次は食事。今回いただいたタイ料理は、私の食の幅を広げてくれた。私はパクチーが苦手だったが、現地でいただく料理に入っているパクチーはまったく問題なかった。全然尖ってなく、あの独得のにおいもない。料理にしっかり溶け込んでいる。そして数えきれないくらいの香辛料を駆使した料理は深みがあって、まろやかで、ちょっと甘みがあって、少しの辛みがあって。これがタイの気候のもとでいただくと最高に美味しい。そこに冷えたビールとくれば、もう、口から出てくる言葉は「クウ~!」しかない。

麺、肉、揚げ物、魚、スープ類、ぜんぶ美味しかったが、一番、衝撃的だったのは、スイーツ!豊富なフルーツを使ったアイスやケーキなどたくさんあるが、私がタイ滞在中になんども食べたのが、チョコアイス。「そんなのめずらしくないじゃない」と思う方もいるでしょう。でも、これが違うのだ。

あちらのチョコアイスは、ものすごく濃厚なのだ。カカオ(?)の量が多く、口当たりがなめらかで、甘みは強いけれどさっぱりしている。これだけでも充分だが、これにクリームを乗せたら、犯罪レベル
の美味しさになる。タイにいたら毎日でもいただきたいくらい美味しかった。

もうひとつ外せないのがマッサージ。移動とラウンドで疲れた体を癒したい、ということで、編集長Tさんに紹介してもらったマッサージのお店へ行った。ベッドに横になると、施術着のスタッフさんが全身を揉んでくれるのだが、これがとっても気持ちいい。そのとき私は五十肩で、左肩に痛みがあった。それを身振り手振りで伝えると、スタッフの方はなにやら透明なクリームを左肩に塗って丁寧に揉んでくれた。これがとっても効いた。マッサージを終えた後から肩が軽くなり、半年以上もあった痛みが、日本に帰ってくる頃にはすっかりなくなっていた。帰りの空港であの軟膏はタイガーバームだとわかり、いくつか買ってきた。いまもなにかあると使っている。

宗教建造物「サンクチュアリ・オブ・トゥルース」を見学。
コンペに一緒にご参加いただいた作家の染井為人さんと、象の背中に乗ってお散歩

もちろん、観光もしてきた。タイの宗教建造物を代表するひとつ、サンクチュアリ・オブ・トゥルースだ。様々な神で覆われた巨大な寺院は圧巻で、目に見えないパワーに包まれるような感じだった。建物のなかを見学したあとゾウの背中に乗ったが、自然な揺れがこんなに心地いいものだとはじめて知った。このままのんびり市内を一周できたらいいな、と思ったほどだ。

ほかにも相乗りバスのソンテウとか、熱気に満ち溢れる街の様子とか、美しい海沿いの景色とか、ここに書ききれないくらいタイの魅力を満喫したタイコンペだった。

そしてもうひとつ。今回のコンペ旅が楽しかった理由のひとつは、コンペに参加された方々のお人柄がある。どんなに美しい景色も、美味しいお料理も、素晴らしいゴルフコースも、ご一緒する方が素敵な方でなければ、楽しさは半分になってしまう。今回のコンペ旅は、想像していたものの何倍も楽しいものだった。これもすべて、ワッグルの方々の細やかなお手配と、コンペをご一緒したみなさまのとても明るく楽しく素敵な笑顔のおかげだ。この場を借りて御礼申し上げます。

第三回のワッグルタイコンペも参加いたします。そのときは、今回よりいいスコアで回りたいです。精進します!

柚月裕子
●ゆづき・ゆうこ―― 岩手県出身。2008年
『臨床真理』で『このミステリーがすごい!』大賞を受賞して注目を集める。以降、大藪春彦賞、日本推理作家協会賞ほか受賞。『孤狼の血』や『朽ちないサクラ』など映像化作品も多数。昨年は『盤上の向日葵』も映画化されて話題となった。

写真=天神木健一郎
協力=タイ国政府観光庁、Go Golf

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