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まさかの250ヤード超!PARADYMドライバーをライターが打ったら衝撃の飛距離すぎて…!?

1月13日に正式発表されたキャロウェイの『PARADYM』はすでにゴルフ関係者やプロゴルファーの間でも話題になっています。

ちなみに2023年のPGAツアーでは3試合連続で『PARADYM』を使っている選手が優勝。平均スコア95のゴルフライターが打ってみると、“まさかの飛距離”が出ました。

いつもの飛距離から10ヤードアップ!?

筆者はゴルフライターでもあり、ゴルフ歴20年で平均スコア95の典型的なアベレージゴルファーです。今回は2023年の新製品の中で最も話題になっている『PARADYM』のドライバー4モデルを打ってみました。

試打をしたのは日頃から通い慣れたインドア練習場で、弾道データも計測できる施設です。

普段はマイドライバーを使っても240ヤードくらいが限界なのですが、最初にスタンダードの『PARADYM』を打ってみると1球目からいきなり240ヤードオーバー。

さらに打ち込んでいくと245ヤード、247ヤード、そして250ヤードとどんどん飛距離が伸びていきました。

ちなみに今回の『PARADYM』は業界初の360度カーボンシャーシを採用したことで、慣性モーメントを高め、新しいAIフラッシュフェースでは着弾地点を抑える“バラけない飛び”が進化しているのですが、打ったときの第一印象はシンプルに『飛ぶ!』ということ。やはり、ここ数年のキャロウェイのボール初速は業界ナンバーワンだと言えるでしょう。

曲がり幅も少ないこともポイント

続けて10球、20球打っていくと、確かに着弾地点が安定していることも体感できました。私の場合、シミュレーター上のターゲットキープ率が40%を超えれば「今日は調子がいい」というレベルなのですが、『PARADYM』は60%近い数字をキープしていて、フェアウェイを外したときでも明らかに曲がり幅が少なかったです。

曲がり幅が少ないことについて、米国キャロウェイゴルフ本社の開発部門でウッドカテゴリーを担当しているエヴァン・ギブス氏に話を聞くと、「今回のAIフェースにはリアルなゴルファーの打点をインプットして、そこから想定される弾道をAIが分析して、着弾地点の幅を抑えるテクノロジーが隠されています。実際に完成した新AIフラッシュフェースでプレーヤーズテストを行うと約15%も打球が着弾する範囲が狭くなるという結果も出ました」とのこと。

着弾範囲が約15%も狭くなるというキャロウェイの開発担当者の話だったが、実際に試打をした感想としては、打った瞬間に「あっ、マズイ(ミスした)」と思った打球が10ヤードくらいしか曲がっていないことに驚きました。

それだけミスヒットに強いのに『PARADYM』の顔は決して横長ではなく、いかにも「慣性モーメントを大きくしました」という形状ではありません。すごくオーソドックスで日本人ゴルファーにとっては構えやすい顔をしています。

その理由についてエヴァン・ギブス氏は、「今作の『PARADYM』はフェースだけで十分に曲がり幅を抑えるテクノロジーがあります。もちろん、ミスヒットしたときでもヘッドがズレないように一定の慣性モーメントは必要ですが、過剰に慣性モーメントを大きくするためにストレッチバックした形状にする必要はなかったのです」といいます。

PARADYMという言葉は、常識や概念が変わるときにパラダイムシフトというフレーズでよく使われています。ドライバーにおいてはスマートな顔でありながら、ミスヒットにも強く、そして飛ぶ。これが、まさにキャロウェイが目指した『パラダイムシフト』の答えなのでしょう。

『PARADYM X』『PARADYM MAX FAST』『PARADYM ◆◆◆』の試打インプレッション

ちなみに『PARADYM』のドライバーには4タイプあります。

スタンダードの次に『PARADYM X』を打ってみると、『PARADYM』に比べて少し弾道が高くなって、ちょっとドロー系のボールになりました。重心ポジションもドローバイアスになっているそうですが、決してつかまり過ぎて左が怖くなる感じではなく、打球方向としてはほぼストレートに飛んで、落ち際で左に落ちていく感覚。弾道としてはストレートに近いです。

また軽量タイプの『PARADYM MAX FAST』は私の対象ヘッドスピードではないかもしれませんが、一番ヘッドスピードが速かったのはコレでした。シャフトが軽量なので、楽に振ってもいつもよりヘッドスピードが出ました。

最後にツアープロも使っている『PARADYM ◆◆◆』を打ちましたが、まず構えたときの顔が抜群にイイ! これは上級者やプロは弾道をイメージしやすい顔だと思います。それと上手く打てればボールスピードも一番速かったのですが、ドローやフェードを打ち分けられる操作性がある分、ミスヒットにはシビアです。

この4モデルの中ではおそらく、アマチュアゴルファーの約8割を『PARADYM』と『PARADYM X』でカバーできると思いますが、軽量ドライバーを使っているシニア世代のゴルファーは『PARADYM MAX FAST』でヘッドスピードアップできる可能性が高いでしょう。そして『PARADYM ◆◆◆』に関してはヘッドスピードが43m/s以上で競技会に出ている人には最高の武器になると思いますが、普通のアマチュアは残りの3本から選択するのが正解だと思います。

いかがでしたか? このインプレッションを参考にして「PARDYMシリーズ」を打ってみてください!

構成・文・写真=野中真一

PARADYM
PARADYM X
PARADYM ◆◆◆(CALLAWAY SELECTED STORE限定発売)
PARADYM MAX FAST

キャロウェイ
PARADYM(パラダイム)シリーズ ドライバー

価格/8万8000円~(税別)
問キャロウェイゴルフ お客様ダイヤル 
☎ 0120-300-147
www.callawaygolf.jp 

※ドライバーのほか、フェアウェイウッド4機種は2月下旬より順次、ユーティリティー3機種、アイアン3機種は3月上旬より順次発売予定

写真=竹田誉之

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