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渋野日向子が実践した“練習メニュー”とは?プロコーチが解説!
シーズンオフになるとプロは合宿などを行ない開幕に備えるが、どんな練習をしているのだろうか?
青木瀬令奈や澁澤莉絵留のコーチを務める大西翔太がその練習メニューを教えてくれた。
うまくなりたい、調子を上げたいゴルファー必読のレッスンです!
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オフ期間こそ〝基本に戻る〟練習をしている!
プロゴルファーは特別な練習をしている!と思っている人が多いかもしれませんが、そうでもありません。僕や選手がシーズンオフの期間に大切にしているのは“基本に戻る”こと。シーズン中は疲労などからスイングの基本が乱れているケースが多いからです。そのままでは、新しいことに取り組んでも、調子は上がるどころかどんどん悪くなってしまう。そのため、オフは基本に戻す練習をたくさんしています。
今回紹介するのは、プロが実践しているドリルですが、基本的なことなので、アマチュアでも簡単にマネできて上達につながります。みなさんも今のうちに取り組んで、春のゴルフシーズンで好スコアを出しましょう!
青木瀬令奈プロが実践した練習法!
タオルを挟んでスイング→グリップエンドとおへその距離をキープする
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ショットの再現性を高める練習法のひとつ。両ワキにタオルを挟んで、ハーフスイングをしてください。タオルを挟むことで、グリップエンドとおへその距離間を変えずに打つことができるのでインパクトが安定します。また、背中の軸も意識しやすくなるので、軸ブレせずにその場で回転して打てるようになる。簡単に見えますが、タオルを落とさずに打つのは難しいですよ!
渋野日向子プロが実践した練習法!
クロスハンドグリップ打ち→上体の起き上がりを抑える
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上体が浮いてしまう人にオススメなのが、クロスハンドグリップ打ちです。以前、渋野日向子選手もひたすらこのドリルをしていました。左手が下にくることで、上体が浮きづらくなり、フォローの通り道も正しくなる。普通のグリップだとインパクト前で手首が折れてしまうクセがある人も、クロスハンドにするとハンドファーストでボールをとらえられるようになります。
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青木瀬令奈プロが実践!
4カ所にボールを置く→スイング軌道を矯正する
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インパクトゾーンの軌道はイン・トゥ・インが基本。それを身につけるためには、打つボールの四隅にもボールを置く練習が効果的です。真ん中のボールだけを打つには、四隅のボールを自然と避けて打とうとするので、ヘッドがアウトからも極端なインからも入らなくなります。たとえば、上の写真の右上と左下のボールを取り除くと、インから入りすぎる軌道だけを矯正することもできます。
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多くの女子プロが実践した練習法!
障害物を回避→カット軌道を 直す
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アマチュアはカット軌道になってしまう人が多いですが、プロも無意識にクラブが外から入っていることがあります。これは外から入 るルートを邪魔するものを置けばOK。僕たちはボールの右後方にコーンを置いて、それに当たらないように打ちますが、障害物になるものであれば、キャディバッグやボールのカゴでもOK。慣れてきたら当たるか当たらないかのギリギリに置いてください。
青木瀬令奈プロが実践した練習法!
グリップエンドを遠くに動かす→スイングアークを大きくする
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スイングアークが小さいと飛距離が出ないので、大きくする練習をしましょう。バックスイングで手元を遠くに動かし、トップからはクラブを槍投げのように遠くに投げるイメージで動かす。そのときヒザをスエーさせて大きく動かすのはNGです。また、打ち込む意識が強すぎるとバックスイングやダウンスイングで手元と体が近づいてしまうのもアークが小さくなってしまう原因。グリップエンドを体から遠ざける意識をもってください。
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澁澤莉絵留プロが実践した練習法!
ペットボトルを押す→手打ちを防いで体で打つ
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テークバックでクラブをひょいっと上げてしまう人がいますが、それだとパワーが溜まらないので体で振り上げる感覚を覚えます。アドレスしたヘッドの後ろにペットボトルを置いて、押しながらクラブを振り上げる練習をしましょう。ペットボトルは重さを感じながら飛球線後方に真っすぐ長く押していく。ペットボトルが手前や奥に動いたり回転してしまった場合は(×写真)、力のかけ方やヘッドを引く方向が間違っています
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多くの女子プロが実践した練習法!
カゴをヒザで挟んでスイング→両ヒザの間隔を一定にする
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力強いスイングを作るためには、両ヒザの間にボールのカゴなどを挟んでください。カゴを挟むことで、両ヒザの間隔が一定になりますが、これでスイングに安定感が生まれる。片方のヒザが左右に動いたり前後に出すぎると、腰が引けたり手元がつまってスイングがブレて飛ばなくなってしまいます。カゴを落とさないポイントは、腹筋に力を入れること。踏ん張る力もつきますよ。
青木瀬令奈プロが実践した練習法!
100円球を落とす→ストロークがゆるまない
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パットが上手な人はストロークにゆるみがありません。ゆるまないストロークを身につけるには、ヘッドの上に100円球を置いて、それを切り返しで落とすドリルが効果的。切り返しでコインが落ちるのは、ヘッドが適度に加速しているということ。パットは切り返しからの加速が大事で、加速ができれば体のゆるみも起きません。これは、ロングパットはもちろん、ショートパットも同じです。
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多くの女子プロが実践した練習法!
1メートル先のボールに当てる→点を狙うから覚悟が決まる!
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ボールの1メートル先に置いたボールに当てる練習は多くのプロがしています。カップよりも小さい物を狙うことで、正確性と「入れる!」という覚悟が決まる。これはオフだけでなく、試合のスタート10分前などに集中的に行なうプロも多いですね。目標は10回連続で当てる。これができるようになると、カップがバケツくらいの大きさに見えるようになりますよ!
西村優菜プロが実践した練習法!
合掌グリップでストローク→肩のラインが平行になる
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これは、西村優菜選手がよくやっているドリルです。左右の手をズラしてグリップすると、肩の高さが変わります。すると、ストローク中に肩が上がりすぎたり下がりすぎたりしやすくなる。肩の上下動は手首をこねたり目線がズレる原因のひとつ。しかし、両手を合わせるようにグリップすれば肩のラインと地面が平行になるので、肩を上下させない振り方を体感できるのです。
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大西翔太
●おおにし・しょうた/1992年生まれ、千葉県出身。水城高校ゴルフ部を経て、ティーチングプロとなり、JPGA公認A級の資格を取得。女子プロの青木瀬令奈や澁澤莉絵留のコーチを務める。
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