
UT1本で練習すれば上手くなる!関浩太郎が練習法を解説
スイングづくりも球筋の修正も「7番アイアンで!」というのはひと昔前の定説。
「今はUTが基本。ほかの番手に対してもっとも応用が利くクラブで、5つのステップで進めるドリルはビギナーから上級者まで、それぞれが求めるスイングが身につきます!」と関浩太郎。
すぐにうまくなりたいなら、UT1本で練習しよう!
【Drill2】手からではなく胸から始動する感覚をつかむ

右足のヨコまでヘッドを引きずりながら胸を回すと、手を一切使わず始動する感覚がよくわかる
UTでの練習は基本となるスイングづくりに役立ちますが、それを5つのステップで練習していくと効率よく上達していけます。
まずはステップ1。胸の回転でクラブを動かすテークバックをマスターしましょう。頭は少し右に動いても構いませんので、前傾角度をキープし、胸から動かして上体を90度右へ回す。始動はこの「胸から回す」感覚が大事です。
【Step1】ヘッドを引きずりながら胸を90度回転させる

アドレスの体勢のまま胸を飛球線後方に向ける
→腕とクラブはつねに体の真正面にキープ

胸を90度右に回転させるときは、腕とクラブを体の真正面にキープすることが大切。テークバックの時点で体の真正面から外れると軌道やフェースの向きがズレるので、ミスの原因になってしまう
【Drill3】体はヨコ回転 腕はタテに振り上げてトップへ

ステップ2は手首をタテに折りながら、両手を右肩の上まで振り上げます。バックスイングで胸はヨコに回転させますが、腕はタテ方向に振るのです。体の回転と腕の動きをわけて動かすことで、それぞれの正しい役割をしっかり身につけてください。
【Step2】ステップ1で引きずったクラブをタテに振り上げる
体の回転に対しての腕の振りは、手首のコックにつられてタテに振り上げるのが正解。実際のトップはもっとコンパクトにするが、タテに振り上げる感覚を身につけることが優先なので、ややオーバースイングになってもOKだ
【Drill4】腕をねじっていないかハーフウェイバックでチェック!

バックスイングで腕は自然にねじれるがねじりすぎはNG。ねじりすぎてフェースが開くのは×なので、ハーフウェイバックでクラブを止めてチェック。
フェースの角度が時計の文字盤の11時方向を向いていればOK。それより閉じすぎも×

いかがでしたか? この記事を参考に、スイング練習をしてみましょう!

レッスン=関浩太郎
●せき・こうたろう/1974年生まれ、茨城県出身。SEKI GOLF CLUB目黒を主宰。スイング、クラブ、ギアのチューンナップとさまざまな切り口からアマチュアの悩みをわかりやすく解決する独自の指導法に定評がある。
構成=三代 崇
写真=相田克己
協力=SEKI GOLF CLUB目黒
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