
左腰の動きでシャローイングを作る!三浦桃香のスイングを解説
容姿だけでなくスイングも美しい3選手をピックアップ。きれいに振る秘けつは、ズバリ“腰から下”の動き!
今回はその中から、三浦桃香選手に注目!下半身を上手に使うコツを解説します!
インサイド・インで振りやすくなる

三浦選手は下半身をうまく使って、近ごろ流行りのシャローイングを作って振っています。シャローイングとは簡単にいうと、インサイド・イン軌道で振りながら、緩やかな入射角でボールをヒットするスイングのこと。方向性を安定させながら飛距離を伸ばせるのが長所です。

【Point】左腰は下方向、左肩は上方向に動かすとクラブをインに下ろしやすい(写真④)
アマチュアがマネすると手だけでシャローイングを作ろうとしますが、三浦選手を見ると下半身の動きが大事なことがわかります。❸のトップから❹にかけて、左腰は下方向、左肩は上方向に動いている。この動きによってクラブが内側に入るダウンスイングになり、正しいシャローイングが作りやすくなります。難しい動きのように感じるでしょうが、慣れないうちは❺の手元が腰の位置にきたときに、両腰の高さが地面と平行になるようにしてください。左腰だけ上がってしまうと力が逃げやすく、反対に左腰が下がると左肩も下がってしまいインサイドのプレーンにうまく乗りません。
シャローイングに加えて、三浦選手は体の捻転差も大きいです。トップで上半身が大きく捻れるのに対して、下半身はほぼ正面を向いている(❸)。力強さと美しさを兼ね備えたトップに惚れぼれしますね。

いかがでしたか。三浦選手のスイングをぜひ参考にてしてください!

解説=吉田栄太
●よしだ・えいた/埼玉県出身。03年より堀尾研仁に師事し、ゴルフティーチング理論を学ぶ。12年にJPGAティーチングプロB級を取得。落ち着いた話し方と丁寧な指導方法に定評があり、東京都・有楽町駅近くの「ビームス&ウインズステーション」でレッスン中。

三浦桃香
●みうら・ももか/1999年生まれ、宮崎県出身。169cm。高校1年でマンシングウェア東海クラシック、サマンサタバサガールズコレクションレディースに出場し、ベストアマチュア賞を獲得。20年は男子下部AbemaTVツアーに出場した。アウトソーシング所属。
写真=高橋淳司
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