
スリクソンから3モデルが登場!それぞれの特徴・違いを解説
ダンロップのボール「Z-STARシリーズ」が男女、国内ツアーだけでなく、海外進出したトッププロたちも愛用し、ツアーでの勝利数を伸ばしている。
もちろん、これらのボールはアマチュアのスコアアップにも必ず貢献する。3モデルの特徴と選び方を読んで、次のラウンドでの相棒を決めよう!
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3モデルであらゆるゴルファーのニーズをカバー

Z-STARシリーズは、すべてのモデルで打感がやわらかくなり、「フェースへ乗る感触」や「コントロール性能」がバツグンによくなっています。どれもいわゆる「ツアーボール」ですので、飛距離性能・スピン性能ともに申しぶんなく、そのなかでさらに「特化させたい性能」を3つのモデルでうまく棲み分けさせていると感じます。裏を返せば、ゴルファーごとに特化させたい性能をカバーするために3モデルが必要だということです。
前シリーズから登場した「DIAMOND」はその最たるもので、シリーズのなかではスピンが入りやすいモデル。現代のクラブが軒並み“ロースピン系”になっているなか「スピン不足」になっているプレーヤーへの新たな選択肢を提示してくれています。ほか2モデルもツアーで使用しているプ口やその数を見れば、性能の高さはお墨つきですよね。
Z-STAR XV:「攻」しっかり”インパクト感”で大きく飛ばす!

3モデルのなかでもっとも“初速感”があるのが「Z-STAR XV」です。ドライバーショットでは高初速で飛び出したボールが最高到達点までスーッと駆け上がり、大きなキャリーを生み出します。やわらかい打感は保ちつつ、どの番手で打っても打音がしっかりと聞こえ、いわゆる”インパクト感”も十分。
「飛距離重視モデル」といってもアプローチでもしっかりと止まるボールが打てるので、飛距離を出しながらアグレッシブにピンを攻めたい人にオススメです。


やはりXVといえば飛距離性能が大きな魅力。シリーズ内でもっとも高い最高到達点から大きなキャリ一でアドバンテージをとっていける

すべての番手をとおして、インパクト時の「打ち応え」は全モデルのなかでピカイチ。少し高めの打音が“高初速感”をさらにアップさせる
71SRIXON 「操」スピン性能と操作性でピンを果敢に狙える

前シリーズから登場した「DIAMOND」は、アイアンでのスピン量を重視したモデル。低い打ち出しから、スピンでボールが”フワッと”上がっていくので、グリーンをソフトにキャッチできる。近年主流となっている「ロースピン系」のクラブではスピン量が足りず、キャリーをロスしているゴルファーにも恩恵を受けられます。
フェースへ乗る感触も強く、球を操作する感覚も出しやすい。ツアープロからのフィードバックで生まれたボールならではの感覚や性能ですね。


「いい意味で初速がゆっくりと出ていくように感じるので、アプローチでもボールを意のままにコントロールしやすいです」(鹿又)

アイアンで最高到達点が高いと、そのぶん落下角度もつけやすい。キャリ一でピンをデッドに狙っていける
Z-STAR 「優」ソフトなフィーリングでコントロール性能◎

フィーリング面でよりソフトな打感を求めるプレーヤーには「Z-STAR」を試してほしいです。アプローチでのスピン性能が高く、フィーリングと球質がピッタリと一致しているので、「寄せワン」の確率が上がります。フルショットにおいては、おとなしめの打音からライナー性の強いボールでラインを出しやすいのが特徴。
アプローチとは逆に、ドライバーショットではスピン量が抑えられるので、直進性の高さがロングゲームをやさしくしてくれるはずです。


インパクトでの打感は非常にソフト。シリーズのなかでは低めの弾道で、風に負けないストレートボールを打ちやすい

低い打ち出しからスピンが「ギュギュッ!」と入るので、ショートサイドからのアプローチでもワンピンに寄せやすい
●商品の問い合わせ/ダンロップスポーツマーケティング☎0120-653045
いかがでしたか? Z-STARシリーズが気になるようであれば、参考にしてみてください。

試打・解説=鹿又芳典
●かのまた・よしのり/多くのゴルフメディアで活躍する人気クラブコーディネーター。ボールへの造詣も深く、トレンドや製造工程にいたるまで広い知識をもつ。
写真=田辺安啓、ゲーリー小林、小林司、田中宏幸
協力=日神グループ平川CC
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