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「7番で200ヤードも飛ぶ」ってマジ!?“飛距離特化”アイアン4選【アクセス数記事トップ3】

今回は、「ワッグルONLINE」で10月に公開した記事の中で、アクセス数が多い人気のギア記事TOP3を紹介していきます。

まず紹介するのは、第3位の記事です。

【あわせて読みたい】飛ぶ&曲がらないシャフトはどれ?最新5モデルをレッスンコーチが試打解説!【2022年版】

第3位:
「飛ぶ」と噂の“新ドライバー” を鹿又が試打してみた…結果は…?ONOFF DRIVER LABOSPEC PLUS

近年、クチコミを中心にますます一般ゴルファーからの評価が高くなっている「オノフシリーズ」。

9月9日には「オノフ ドライバー ラボスペック プラス」が発売されました。「直進主義。」のキャッチコピーで注目の新ドライバーを、カリスマクラブフィッターの鹿又芳典が試打、その特徴について語ってもらいました。

「AKA」と「KURO」の良いところがミックスされている

私の中でも「オノフシリーズ」はすごく評価が高いですし、丁寧にクラブを開発しているメーカーなので、「AKA」も「KURO」もすごく完成度が高いです。その上で「LABOSPEC PLUS」を打ってみると「AKA」の寛容性を継承しているので、慣性モーメントが高くてミスヒットに強い。ヒール側に当たっても、ほぼストレートに飛んでくれました。さらに「KURO」の低スピン性と打球の強さを感じるヘッドになっているので飛距離性能が高い。打球がネジレないので、サイドスピンが少なく、棒球に近い弾道で飛んでくれます。

わかりやすく言えば「AKA」と「KURO」の良いところをミックスしたのが「LABOSPEC PLUS」だと思います。

ソール、クラウン、ソール後方にある3つのパワートレンチがインパクトの瞬間にたわみ、それが復元するパワーが初速アップにつながる。クラウンとソールの上下にパワートレンチがあることで打点が上下にズレたときの飛距離ロスも軽減。
ヘッドには6グラム、グリップには7グラムのウェイトが標準装着されているが、それを入れ換えることでバランスをD1.5からD2.5に変更することも可能。別売りで1グラムから12グラムまでのウェイトスクリューも販売している。

ターゲットゴルファーも「AKA」と「KURO」の中間です。「AKA」はつかまりがいいのでスライサーやシニア世代と相性が良く、「KURO」はヘッドスピードが速いアスリートゴルファーやスピン量が多い人とマッチします。中間の「ラボスペックプラス」はヘッドスピードが38m/sから42m/sくらいで、平均スコア95から100前後のアベレージゴルファーにハマります。

そう考えると「オノフシリーズ」のなかでも、最もターゲット層が広い万人向きのドライバーになっていると思います。

シャフトバリエーションが豊富なことも魅力

「オノフシリーズ」の特徴としてシャフトの完成度が高いことが挙げられますが、「ラボスペックプラス」ではさらにシャフトバリエーションが豊富になっていることも魅力です。推奨シャフトには30グラムから60グラム台まで揃っているだけでなく、シャフト剛性を変えて「TATAKI」「HASHIRI」「SHINARI」をラインナップしています。

今回はシャフト別にも試打をしてみました。

まず「TATAKI」に関しては先端部分がしっかりしているので、思いっ切り叩きたいハードヒッターでも左へのヒッカケが出ません。競技ゴルファーでパワーフェード系の弾道を打ちたい人などには「TATAKI 60CBT」がピッタリでしょう。

また新しくラインナップされた30グラム台の「TATAKI 30」は軽量シャフトだからといって決してシニア世代向けではなく、ヘッドスピード40m/s前後のゴルファーでも振りやすいし、スイング軌道が安定すると思います。リストターンを使ってドライバーを打つタイプに合うでしょう。

「TATAKI」と正反対の特徴を持っている「HASHIRI」は、手元に重みが感じられて先端が動いてくれるタイプ。タイミングが合う人にとっては、これが一番飛距離性能は高いと思います。ヘッドが返しやすいので、ドローヒッターと相性が良い。こちらの「HASHIRI 30」は飛距離が落ちてきたシニア世代や、普通の純正シャフトだと振り切れないタイプのゴルファーにオススメです。

個性のある「TATAKI」や「HASHIRI」に比べると「SHINARI」はクセのないシャフトで、シャフト全体がゆるやかにしなってくれるのが特徴です。大きくしなるポイントがないので、コントロール性が高い。飛距離よりも方向性を重視するタイプに向いています。

ヘッド自体が「AKA」と「KURO」の良いとこどりでターゲット層が広い「ラボスペックプラス」に、これだけのシャフトバリエーションがあれば、どんな人にもマッチする組み合わせが完成すると思います。さらに別売りのウエイトスクリューを活用することで細かい重心調整ができるので、ツアープロのフィッティングをするレベルで一人一人に合ったドライバーにまで仕上げることができます。そう考えると万人向きでありながら、一人一人にとってベストな1本になってくれるドライバーだと言えるでしょう。

オノフ ドライバー ラボスペック プラス

●ヘッド体積/460cc●ロフト/9.5、10.5度●クラブ長/45.5インチ●クラブ総重量/303g(スムースキック MP522-D-S)●ライ角/61度●シャフト(フレックス)/LABOSPEC SHAFT HASHIRI、SHINARI、TATAKI、スムースキック MP522-D、CBT622Dほか●価格/8万300円〜

●商品の問い合わせ/グローブライド お客様センター ☎0120-506-204 onoff.globeride.co.jp

試打・解説=鹿又芳典

●かのまた・よしのり/多くのゴルフメディアで活躍する人気クラブコーディネーター。現役ツアープロのクラブ調整やサポートだけでなく、ジュニアゴルファーの育成にも注力している。

文=野中真一

アクセス数第2位の記事はこちら。

第2位:
アイアンは「コンボセット」がオススメ!“寛容性”と“操作性”を両立できる

10年振りにニューアイアンを買う人、必見! クラブのなかでもっとも買い替えないアイアン。買い替えどきはいつで、何にしたらいいかをカノマタが徹底解説!

最近は2モデルのアイアンを組み合わせるツアープロが増えてきたが、鹿又はアマチュアこそ「コンボセット」のメリットが大きいと語る。そのワケとは…?

「ロフトピッチのズレ」を解決する「コンボセット」

「アイアンを単品購入できるピンと、異なるモデルでも同じロフト角にそろえているフォーティーンは、コンボセットを組みやすいです」(鹿又)

近ごろは、PGAツアーでもミドルアイアンはちょっとやさしめの中空アイアンにして、ショートアイアンはバリバリのマッスルバックにする選手が多い。その理由は、ミドルアイアンはミスの寛容性を重視して、ショートアイアンには操作性のよさを求めるからです。これは、ミドルアイアンが苦手なアマチュアにもメリットが大きいですね。

ただし、現実問題としてアイアンは5、6本セットで購入するので、コンボセットにするのは難しいし、2つのアイアンセットを組み合わせようとすると「ロフトピッチがズレる」という問題もあります。それを解決してくれるのが、ピンとフォーティーンです。

ピンは単品購入が基本なので、5番から7番までを「i525」にして、8番からPWを「i59」にすることが可能。またフォーティーンは「TB-5」「TB-7」、さらには「IF-700フォージド」というアイアンまで、ロフト角は同じ。その3モデルを組み合わせても、ロフトピッチがそろったコンボセットを作れます。

「コンボセット」にオススメの4モデル

ピン
i525:ミドルアイアンのつかまりがよく高弾道

ロフト29度

ブレード形状だが「i59」と比較すると弾道が高く、ミスヒットにも強い。5、6番アイアンは、適度にオフセットがあるグースネックになっているので球のつかまりがいい。

SPEC●素材/マレージング鋼C300(フェース)、17-4ステンレススチール(ボディ)●シャフト/N.S.PRO950GH neo、N.S.PRO モーダス3 ツアー105など●価格/2万8600円~(単品・3I-UW)

フォーティーン
TB-5 フォージド:発売から1年半経過もいまだに人気!

ロフト30度

本格派の軟鉄鍛造アイアンでありながら、バックフェースのシアターブレード構造によってミスヒットに強い。発売から1年半以上経過しても人気のあるロングセラーアイアンだ。

SPEC●素材/S20C 軟鉄(フェース、ボディ)●シャフト/FS-90iスチール、FT-70iカーボン●価格/12万1000円~(5本セット・6I-PW)

ピン
i59:ツアープロ好みの顔と操作性!

ロフト34度

マッスルバック形状で、ツアープロ好みの美顔と操作性のよさを兼ね備えたアイアン。決してやさしいアイアンではないが、9番やPWはアマチュアでも十分に使いこなせる。

SPEC●素材/17-4ステンレススチール(フェース)、ADC12(インサート)、1025カーボン(ボディ)●シャフト/N.S.PRO 950GH neo、N.S. PROモーダス3 ツアー105など●価格/3万8500円~(単品・3I-PW)

フォーティーン
TB-7 フォージド:「TB-5」よりも小ぶりで打感を向上!

ロフト30度

今年4月に発売された「TB-7」は「TB-5」よりも小ぶりなヘッドサイズで、打感がさらによくなっている。よりシャープな顔や形状でも、ロフト設定は全番手「TB-5」と同じ。

SPEC●素材/S20C軟鉄(フェース、ボディ)●シャフト/N.S. PROモーダス3 ツアー105、FS-90iスチール、FT-70iカーボン●価格/13万2000円~(5本セット・6I-PW)

この記事を参考に、コンボセットを作ってみましょう!

試打・解説=鹿又芳典
●かのまた・よしのり/多くのゴルフメディアで活躍する人気クラブコーディネーター。現役ツアープロのクラブ調整やサポートだけでなく、ジュニアゴルファーの育成にも注力している。

構成=野中真一
写真=相田克己

アクセス数第1位の記事はこちら。

第1位:
「7番アイアンで200ヤードも飛ぶ」ってマジ!?“飛距離”に特化したアイアン4選

0年振りにニューアイアンを買う人、必見! クラブのなかでもっとも買い替えないアイアン。買い替えどきはいつで、何にしたらいいかをカノマタが徹底解説!

今回紹介する14モデルでも7番アイアンのロフト差は6度以上!飛距離を優先する人は、ロフトが何度か必ず確認しよう。

「飛距離」が違うポイントは「ロフト角」

アイアンの買い替えに飛距離求めるゴルファーは多く、今は、アベレージ向けアイアンが飛び系になっているだけでなく、ツアーモデルや軟鉄鍛造のアイアンも昔より飛距離性能が高くなっています。私のヘッドスピード(ドライバーで約42m/秒)でも、7番アイアンで200ヤードを超えるモデルがあります。

飛距離が違う一番のポイントはロフト角です。飛距離性能が高い飛び系の7番アイアンのロフトは28度前後が多い。ですから、球を高く上げたいから7番アイアンのロフトが30度以上あるモデルを選ぶとなると、飛距離性能が損なわれてしまいます。そんな人はもうひとつの項目で「素材・製法」に注目。チタンフェースはロフトが寝ていても高い飛距離性能をもっています。飛ぶことを最優先なら、単純に7番アイアンのロフトが28度前後のストロングロフトを最優先項目にして、もうひとつの項目を何にするかを考えて選んでください。

「飛距離」を優先する人にオススメの4モデル

つるやワンサイダー Ji :
短尺のハイロフトでも7番で200ヤード!

ロフト32度

7番アイアンのロフトが32度で、長さも36.375インチの短尺設計。それでもチタンフェースの高い反発性能によってボール初速が上がり、7番アイアンで200ヤード近く飛ぶ!

SPEC●素材/6-4Ti(フェース)、ソフトステンレス(ボディ)●シャフト/ONESIDER Ji Diamanaカーボン、ELEVATE MPH95スチール●価格/9万3500円~(5本セット・6I-PW)

ダンロップ ゼクシオ 12:
カーボンシャフトは超飛び系!

ロフト28度

薄肉のチタン素材を使った反発性能の高いフェースはもちろん、カーボンシャフトのモデルは飛距離性能が高いので、ヘッドとシャフトの相乗効果で飛距離を大きく伸ばせる。

SPEC●素材/チタン(フェース)、SUS630+高比重タングステンニッケルウエイト(ボディ)●シャフト/ゼクシオMP1200カーボン、N.S.PRO 850GHDST for XXIO●価格/11万円~(5本セット・6I-PW)

キャロウェイ ローグST MAX:
フェース素材を変更し飛びの3要素を適正化

ロフト27.5度

AIがボール初速、打ち出し角、スピン量の3要素を適正化するフェースを採用。フェース素材を17-4ステンレスではなく、カーペンター450に変更したことで反発性能も向上。

SPEC●素材/カーペンター450ステンレス・FLASHフェースカップ(フェース)、17-4ステンレス(ボディ)、ウレタンマイクロスフィア、プレシジョンタングステンウエイト●シャフト/ベンタス5 for Callawayなど●価格/13万2000円(5本セット・6I-PW)

グローブライド オノフ AKA:
高い反発性能で下側ヒットでも飛ぶ

ロフト28度

オノフらしいシンプルなデザインの大型ヘッド。センターヒットしたときはもちろん、ややフェース下めに当たったときでも高い飛距離性能を発揮。キャリーが伸びるのが魅力。

SPEC●素材/高強度AM355P(フェース、ボディ)、タングステン合金ウエイト(ソール)●シャフト/スムースキック MP-522I、KBSツアーライト100●価格/11万円~(5本セット・6I-PW)

この記事を参考に、「飛距離」を優先する方は、ぜひこの記事で紹介したおすすめモデルにも注目してみて下さい。

試打・解説=鹿又芳典
●かのまた・よしのり/多くのゴルフメディアで活躍する人気クラブコーディネーター。現役ツアープロのクラブ調整やサポートだけでなく、ジュニアゴルファーの育成にも注力している。

構成=野中真一
写真=相田克己
協力=ジャパンゴルフス

いかがでしたか? 他にも魅力的な記事をたくさん公開しているのでぜひご覧ください。

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