
パットの苦手なのは“間合い”がちゃんと読めてないから!プロが解説
クラブやボール、弾道計測機の進化によってスイングデータの分析も日々進み「構え方、振り方、打ち方」も日々進化している。
その最新の理論を学び、多くのアマチュアを上達させている若手コーチが、アプローチ、バンカー、パッティングの〝今どき〞の上達法をレッスン!
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Lesson34 テークバックを真っすぐ引くボールとスタンス位置の「間合い」を正そう!

ラウンド日やラウンド中に「スムーズにヘッドが引けない」「ストロークが波打っている」と感じることがありませんか? その原因はアドレス時のボールと体との“間合い”にズレが起こっていることが多く、普段よりも遠くや近くに無意識に立っていることを疑ってください。その“間合い”さえ正せば、ヘッドを真っすぐ引くことができますよ。
Lesson35 インに引いてしまう人は「間合いが遠い」

普段よりもボールから離れて構えると、テークバックはインに上がりすぎてしまう。「パターのストロークの〝真っすぐ〟とは、ゆるやかな〝イン・トゥ・イン〟軌道。インに引きすぎるとアウトに出てしまうのでボールを押し出す。またはイン・トゥ・インがきつくなりすぎて引っかけが出ます」(巣山)。
Lesson36 アウトに上がってしまう人は「間合いが近い」

「近いほうが安心するためか、無意識に近づいてしまう人が多いんです」と巣山。テークバックは外に上がりやすくなるのでアウト・イン軌道で引っかけるか、カット軌道なので当たりが弱くショートする。また、きゅう屈な構えなのでスムーズにストロークできず、ヘッドが波打つこともある。
Lesson37 真っすぐスムーズに引ける間合いを素振りで確認
間合いのズレでストロークが乱れたときは、素振りでチェック&修正してください。ヘッドを気持ちよく真っすぐ動かせる間合いを素振りで見つけ、本番はその間合いで振れる位置にボールをセットしましょう。

いかがでしたか? スムーズにヘッドが引けないときは、「間合い」をぜひ意識してみてくださいね。

巣山新太郎
●すやま・しんたろう/1998年生まれ、東京都出身。高校卒業後にTHAILAND PGA トーナメントプレーヤーを取得しプロ転向、タイツアーに参戦。帰国後、ティーチングの魅力に気づき、レッスン活動をスタート。現在は東京都の「Futako Golf Club」でインストラクターを務める。
構成=編集部、石川大祐
写真=田中宏幸
協力=日神グループ 平川カントリークラブ
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