
飛距離を伸ばしたいゴルファー必見!最新軽量クラブをガチ試打
最近のクラブメーカーは〝軽量モデル〞にも力を入れている。それは、50歳を過ぎたシニア層はもちろんのこと、飛距離を伸ばしたいと願うゴルファーにもオススメできるほど完成度が高い。最新の軽量モデルの実力をチェックした「コヤマ評」を参考に、自分が求める性能や特性をもつドライバーとアイアンを見つけよう!
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ダンロップ ゼクシオ プライム

●価格/14万3000円
ヘッド形状に合わせてフェースの外周部を薄肉化しながら、トゥからヒールにかけて剛性をフローさせた「BiFLEXFACE」によって高初速エリアが拡大。フェースが開いた状態でインパクトすることが多いアマチュアのために、バルジをドローバイアスに設計。最適なギア効果を発揮し、右方向へのミスと飛距離ロスを軽減する。
適正スピンが入る実戦向き軽量モデル

「ゼクシオ エックス」を思わせるコンパクトでスッキリした形状です。シャフトの中間から先端が動きながらボールをとらえ、心地いい金属音の打音とともに高弾道のボールが放たれていく。低スピンにもなりすぎず、しっかりとボールが“浮いてくれる”ことが扱いやすさにつながっています。
マジェスティ マジェスティ ロイヤル

●価格/14万9600円
ゴルフクラブ専用に開発された高級希少素材「ハイペリオンチタン」が採用されたフェースは、軽量かつ高反発で、驚きのボール初速を叩き出す。スクエアフェースでありながらドロー弾道を生む「スクエアドローシェイプ」が、構えやすさとアライメントの正確性を確保。飛距離だけでなく安定性にも長けたモデルだ。
最高の所有感に類まれな飛距離性能

黒ベースの締まったデザインが高級感を演出し、いかにも「マジェスティらしい」印象を受けます。ヘッドが後方に向かって少し伸びていく現代的な形状ですが、この“引き締まり感”で小ぶりに思わせてくれるので構えやすい。高弾道ながらも低スピンで強い球筋は、飛距離を大きく出していけそうです。
キャロウェイ エリート MAX FAST

●価格/14万8500円(#6~PW/5本セット)、2万9700円(#5、AW、GW、SW/1本)
ヘッドスピードが平均以下のプレーヤーを想定し、フェースを薄肉化。たわみを大きくすることで飛距離性能をアップさせている。ヘッド内部の「ニュースピードフレーム」構造と「ウレタン・マイクロスフィア」が気持ちのいい打感をもたらす。リーディングエッジとトレーリングエッジに“面取り”を施すことで、抜群の抜けのよさを誇る。
すっきりした見た目で高弾道が打てる

コンパクトでバランスのいいヘッド形状なので、中上級者でも違和感なく構えられます。高弾道のボールが打ちやすく、グリーンにしっかり止められる点もアイアンとしての高評価ポイント。ソール幅は比較的狭めですが、バンスが利いているのでインパクトでの抜けもグッドですね。
ダンロップ ゼクシオ プライム

●価格/15万8400円(#7~PW/4本セット)、3万9600円(#5、#6、AW、SW/1本)
「4ピースチタンフェース設計」により余剰重量を創出し、トゥ側にタングステンニッケルウェイトを配置することで低重心化と安定性アップを実現。ボール初速を維持しながら打ち出し角と弾道頂点を高く保ち、ピンを狙いやすい設計。軽量設計と最適なバランス配分がスムーズなスイングを可能にし、飛距離とコントロール性を両立する。
大型キャビティが生む圧倒的寛容性

面長でソール幅が広い大きめヘッドなので、安心感があります。ポケットキャビティも深く作られていて、ミスヒットへの寛容性が高い。ボールにはある程度スピンが入るので、グリーンにしっかり止められることに加え、ほんのりと操作性が確保されているのが“実戦での使いやすさ”につながっています。
つるや アクセル A40

チタンカップフェースの裏に配置された「VAαプレート」がインパクト時の余分な振動を吸収、やわらかい打感を損なわずに高初速のボールが打てる。低重心・高慣性モーメント設計により、ミスヒット時の寛容性を強化。広めのソールでありながら、強めのソールラウンドとソール段差によって地面との抵抗が少なく、芝からの抜けのよさも◎だ。
ユーティリティのようなボールの拾いやすさ

純正シャフトが比較的しっかりしているので、手応えのある振り感が好きな人にマッチしそうです。トゥが低く、ユーティリティのような見た目をしていること、リーディングエッジが丸みを帯びていて、球を拾いやすそうな形状になっていることが“払い打つ”イメージを出しやすくしてくれています。
マジェスティ マジェスティ ロイヤル

●価格/22万円(#6~PW/5本セット)、4万4000円(#5、AW、SW/1本)
高強度素材「MAS1C」を使用した鍛造L字カップフェース「L-Cup フォージドマレージングフェース」がフェースセンターにスイートスポットを配置しながら高反発エリアを拡大。打ち出し角も高く上げやすく、飛距離性能を向上させた。トゥ側にタングステンウェイトを集中させることで慣性モーメントの向上とウェイトバランスを最適化している。
ヘッド形状のバランスがいいストレートバイアスモデル

ポケットキャビティが深くてアドレスでバックフェースが少し見えますが、ヘッド形状のバランスがいいので、ほとんど気にならないのが好印象。いい意味でボールがつかまりすぎず、自分でボールをつかまえられる人にオススメの軽量モデルです。
いかがでしたか? ぜひ、各メーカーモデルを参考にして、試してみたい1本を見つけてみてください!

解説・試打=コヤマカズヒロ
●1974年生まれ、広島県出身。大手ゴルフショップチェーンの立ち上げに参加したのち、ゴルフライターとして活動。自身のYoutubeチャンネルでもアマチュアのためのギア情報を発信中。プレーヤーとしてはクラブ競技に出場し、複数のチャンピオンのタイトルを獲得。
構成=コヤマカズヒロ、石川大祐
協力=エースゴルフクラブ千葉
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