• HOME
  • ブログ
  • 情報
  • 「かなり痛い」24歳男子プロの悩みとは?現地カメラマンが突撃取材

「かなり痛い」24歳男子プロの悩みとは?現地カメラマンが突撃取材

米女子のQTが終わった12月第2週には、PGAツアーのQT最終ステージが開催され、日本から金子駆大、石川遼、杉浦悠太の三人が出場した。PGAツアーQTは上位五人のみに来季の出場権が付与される狭き門ではあったが、昨年は金谷拓実が3位でツアーカードを獲得したこともあり、今年も取材に向かった。

【関連記事】まさに「全アマチュア向け」! 飛ばせる“限定シャフト”がついに発売開始!

「かなり痛い」杉浦悠太の悩みとは?

結果は、最終日の中盤に単独首位に立っていた金子が大きな可能性を感じさせてくれたが、その後にスコアを崩してしまい、最終順位は13位タイとなった。杉浦は29位タイ、最も注目を集めた石川遼は34位タイでフィニッシュ。PGAツアーの出場権を獲得できなかったものの、二部ツアーであるコーンフェリーツアーの出場権を得た。

2025年の日本ツアーで賞金王になった金子は欧州ツアーの出場権も保持しているが、三人ともコーンフェリーツアーへの出場を表明しており、特に石川と杉浦はその意向が強い(*金子は欧州ツアーも検討中)。ところが、杉浦には少し悩みがあるという。26年の年明けにハワイで開かれるPGAツアーの開幕戦「ソニーオープン」への推薦出場をもらっているのだ。

杉浦の状況は、昨年のQTに挑戦してコーンフェリーツアーの出場権を獲得した平田憲聖と同様だ。平田も今年1月のソニーオープンに推薦出場し、そのあとコーンフェリーに出場を開始。最終的には年間ランク15位で26年PGAツアーの出場権を得た。ところが、杉浦の状況は少し異なる。

今年(25年)のソニーオープンの開催日程は1月9日〜12日。同時に、コーンフェリーの開幕戦「バハマゴルフククラシック」は1月12日に開幕だった。そのため、平田は開幕戦の1試合のみを欠場し、開幕第2戦からコーンフェリーに参戦できた。

ところが、2026年のスケジュールは日程が悪い。ソニーオープンの開幕は1月15日で、最終日は18日。これが問題だ。コーンフェリーの開幕戦は1月11日〜14日。さらに第2戦の「バハマグレートアバコクラシック」は1月18日〜21日に開催という日程。したがって、推薦出場をもらっているソニーオープンに出場すると、コーンフェリーの開幕戦からの2試合に出られなくなってしまうという事態に陥るのだ。この点が、平田と異なる。

杉浦が獲得した出場権は、開幕から10試合目が終了した時点で順位がリシャッフルされるため、それまでに年間ランキンングで好位置をキープしておくことが重要で、シーズンのスタートダッシュはとても重要になる。

「推薦出場をいただいているので、ソニーオープンは出たい。でも、コーンフェリーを2試合犠牲にすることは(PGAツアー出場を目指すためには)かなり痛い」と悩みは深い。

上部ツアーを狙るために推薦出場を辞退するのなら、スポンサーのソニーも理解してくれるはず。ソニーさん、こちらからもお願いします。杉浦選手のPGAツアー進出のためにご理解ください!

フォトグラファー 田辺安啓 (通称JJ)
●たなべ・やすひろ/1972年生まれ、福井県出身。ニューヨーク在住。ウェストバージニア大学卒業後、ゴルフコース、テレビ局勤務を経験し、ゴルフを専門とするフォトグラファーに転身。ツアーのみならず、コースやゴルフ業界全般に関わる取材も行なっている。

【あわせて読みたい】

“激スピン”で話題のウェッジを石井良介が試打!即買い換えることに…!?

竹村真琴、“初の写真集”が発売!

菅沼菜々、初の写真集発売!

 

 

 

関連記事一覧