
確実に2パットで収めるコツとは?ロングパットでは太い帯をイメージ
「パットがうまい人はメンタルも強い」といわれるが、大ベテランのティーチングプロ上田栄民は、その定説に異論を唱える。「技術もそうですが、メンタルもイメージあってこそ。単にメンタルといってもそこにはさまざまな思考が絡み合うため『ゴルフ版ゲシュタルト崩壊』が起こりやすいのです」。
聞けば簡単、想像するだけなら誰でもできる!パットがすぐに上達するイメージのつくり方をレクチャーする。
ロングパットの寄る確率がアップ!
カップに向かって広がる“太い帯”をイメージ!

最終的に半径1メートル幅の中に止まれば楽々2パットで上がれる
10メートル以上もあるロングパットは、距離感を優先させるためアプローチ感覚で打ってください。アプローチですから、カップを中心とした半径1メートルの大きな円に入ればベタピン。そう考えて寄せるのはとてもいいことです。
寄る確率を上げるためには、太いラインをイメージしましょう。そのラインはカップに向かって幅がどんどん広がっていき、カップ付近では2メートルの幅にする。ラインに幅をもたせると細い線よりも方向が安定。タッチも合いやすくなりますよ。

打ち出し方向も乗せるラインも細い線上を狙うと難しい。確実に2パットで決めるには幅をもたせた余裕が必要。心にも余裕ができて寄る確率がアップする
いかがでしたか? ぜひ太い帯をイメージして、ロングパットの寄る確率をアップさせましょう。

レッスン=上田栄民
●うえだ・えいみん/1964年生まれ、東京都出身。JPGA公認A級ティーチングプロ。19年にJPGAティーチングアワード最優秀賞受賞。「エイミンゴルフアカデミー」を主宰し、多摩センター校など7つのスクールを運営。プロの指導のほか、これまで1万人を超えるアマチュアをレッスン。
構成=三代 崇
写真=高橋淳司
協力=八王子カントリークラブ
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