どっちの打ち方が方向が出やすい?ピンに向かって転がるアプローチを解説

練習もラウンドも”なんとなく打つ”では、うまくならない、成功しない!

とくに苦手なショットは「あれをやってみよう、試してみよう」とテーマをもって挑むのが克服の近道!

その”テーマ”と”閃き”を与えるワンポイントレッスンをお届け。

次の練習やラウンドで早速、実践してみよう!

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「ボールを投げるリズム」で打ってグリーン面にキャリーさせる

アプローチの距離が20ヤード以上離れると、ボールからグリーンエッジの距離も長くなるので転がしでは寄せにくい。そんなときは、打球のファーストバウンドがグリーン面に落ちてからピンに向かって転がるアプローチを打ちたい。そのためのコツをレッスンする。

まずは、ボールを右足ツマ先の前にセットします。両手は左足太モモの内側の前なので、アドレスは両腕とクラブで小文字の「y」の形ができます。

このアドレスにするとロフト角が立った状態でインパクトを迎えるので、グリーンに落ちたあと打球がピンまで転がってくれます。スイング中はこの「y」字を崩さないように、体の回転を使ってクラブを振り続けましょう。

アドレスで小文字の「y」の形を作る

スイング中は「y」字の形を崩さないように、体の回転でクラブを上げて下ろす

前傾姿勢を崩さずに目標を見る

ボールの落としどころまでの距離が長くなるとルックアップをしがちになるが、これはミスのもと(×)。クラブヘッドがボールをとらえるのを確認するまで顔は地面に向けて置く。インパクト後にボールを目で追うときも、上体を起こさず前傾姿勢をキープしたままボールを追う見方をしよう

クラブはロフト角52度前後のウエッジがクオススメで、打球は30ヤードの約半分、15ヤード前後にキャリーさせたい。距離感の出し方は、ボールが落ちてから転がるスピード、落ちる位置まで飛んでいくスピードを逆算して、クラブを振る大きさやスピードを決める。距離感がうまくつかめない人は下手投げでボールを投げて寄せるイメージを描き、そのときの腕を振る大きさやスピードを再現するスイングで打つと意図した距離感を出せる

レッスン=大庭啓
●おおば・あきら/1969年生まれ。芹澤信雄が主宰する“チームセリザワ”の一員。2000年のプロテスト合格。2010年から藤田寛之のスイングサポートコーチを務め、賞金王のタイトル獲得に貢献。海外メジャーにも同行し、サポート。アマチュアへのレッスンも精力的に行なっている。

構成=山西英希、編集部
協力=井山ゴルフ練習場、Futako Golf Club、富士平原ゴルフクラブ、船橋カントリークラブ

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