
世界ランキング1位の女子プロが使用!新シャフトはどう変わった?
世界中のゴルファーから高い評価と信頼を得つづけているトゥルーテンパーのシャフトは、ツアープロ御用達のDG(ダイナミックゴールド)シリーズだけでなく、近年は「スチールファイバー」シリーズも人気。そのシリーズにウッド用の「NEXUS(ネクサス)」とアイアン用の「Private Reserve(プライベートリザーブ)」が加わり、スチールファイバーは新たなステージへと進んだ。
これまで以上にさまざまなゴルファーの「こんな弾道が打ちたい!」のリクエストに応える性能を搭載しているNEWシャフトの特性や適性タイプを詳しく紹介しよう。
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スチールでもカーボンでもなく答えはどっちも!

トゥルーテンパーの「スチールファイバー」は、コア部分はグラファイト、外側の層にはスチール繊維を巻きつけて、グラファイトとスチール、両方の特性の長所を引き出したシャフトだ。スチールの繊維の太さは人間の髪の毛の約10分の1。それを1本のシャフトに約94キロメートルの長さを巻きつけている。
その開発、製造技術の高さにも驚かされるが、性能やパフォーマンスはPGAやLPGAプレーヤーからのフィードバックを元に設計されていて、国内女子ツアーでは昨シーズンの森田遥などの優勝に貢献。今季はルーキーの六車日那乃ほか、多くの女子プロが使用している。
女子ツアーの最高峰といえば、米LPGA。その舞台での活躍を目指し、今季も新たに参戦する日本人選手が増えたが、世界ランキングを見ると「スチールファイバー」のすごさがわかる。女子プロが使用するシャフトもメーカーやモデル数は無数にあるが、なんと、世界ランキング(4月26日現在)の上位5人のうち3選手が「スチールファイバー」を選択し、熾烈な競争とコース設定を制している。
その性能は、アマチュアゴルファー、とくに一般男性のスコアアップにも貢献する可能性は非常に高いが、今春、さらに興味深い2モデルが新たに追加された。「ネクサス」は、スチールファイバーの飛距離性能と方向性の高さをウッドにもほしいという要望に応えたモデル。「プライベートリザーブ」のモデル名は「さらに洗練された特別な1本を」という意味があり、アイアンの精度をもっと上げるハイレベル・ハイクォリティな逸品。
その2モデルを、プロもアマチュアのゴルフも知り尽くしている三觜喜一プロコーチが試打インプレッション。次ページから「NEW スチールファイバー」によって、弾道やスコアが変わることを教えてくれる。
世界のトップ5の使用率は驚愕の60%!

【SteelFiber NEXUS】
待望のウッド用は「安定性と柔軟性」を兼備

「ネクサス」は中間部からバット側にかけて、高密度のスチール繊維を巻きつけているのが大きな特徴。これによって、手元側はスチールシャフトのように「安定性」が増し、中間部からティップにかけてはグラファイトの「柔軟性」をもたせることに成功。飛距離を伸ばすことはもちろん、打球がねじれずフェアウェイのど真ん中をとらえられる。
NEXUS BLUE

●ウッド用(FW兼用)
●フレックス(カット前重量)/ 50A(54g)、50R(57g)、50S(58g)
●シャフト長/ 46インチ
●中調子
●オープン価格(編集部調べ:1本4万9500円)
NEXUS BLACK

●ウッド用(FW兼用)
●フレックス(カット前重量)/ 60R(66g)、60S(67g)、60X(69g)、70S(74g)、70X(75g)
●シャフト長/ 46インチ
●中元調子
●オープン価格(編集部調べ:1本4万9500円)
【SteelFiber Private Reserve】
「飛んで曲がらない」がより洗練された高品質シャフト

スチールファイバーのiシリーズは、方向性のよさと飛距離性能をバランスよく兼ね備えたシャフトだが、新たに誕生した「プライベートリザーブ」は振動数を厳格に管理しており、さらにワンランク上を目指せる安定したプレーを可能にする。同社の重量公差を少なくした「DG EX ツアーイシュー」のように個体差を解消した超がつく品質のよさも長所のひとつだ。
i 95cw

●アイアン用
●フレックス(調子)/ R(中)、S(中元)
●シャフト長/ 40-36.5インチ
●カット前重量/ 95g
●オープン価格(編集部調べ:1本1万9800円)
i 110cw

●アイアン用
●フレックス(調子)/ R(中)、S(中元)
●シャフト長/ 40-36.5インチ
●カット前重量/ 110g
●オープン価格(編集部調べ:1本1万9800円)
いかがでしたか? ぜひ、プロが注目する「スチールファイバー」シリーズを試打してみてください。
写真=田辺安啓、田中宏幸
協力=クラウンゴルフクラブ
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