「ハイボール&ハイスピン」を打つアドレスとは?人気コーチが解説

弾道の伸びと、スピードに悩んでいるゴルファーはいませんか?

今回は、理想の弾道を打つためのレッスンを紹介していきます。

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高さとスピンを武器にバーディを量産!

さくらのアイアンの球筋は、女子ツアーでもトップクラスです。これが原動力となり、昨シーズンは398個もバーディを奪いました。さくらの球筋の素晴らしいところは、高さとバックスピン量です。とくに弾道測定器に出るバックスピン量の多さは、女子プロのレベルを大きく超えています。

アイアンはバックスピン量が重要となり、多いと浮力がついて球が上がる。キャリーも伸びますが単に飛ぶだけでなく、弾道の最高到達点が高くなる。また、到達点からはランディングアングル(落下角度)が鋭角になるので、上からグリーンに落とすことができる。

つまり、高さとスピンの両方でグリーンに止まる球が打てるのです。このアイアンの理想弾道が打てると、シビアなピン位置でもピン筋をデッドに狙えるのでバーディチャンスが増えます。さくらが理想弾道をどうやって打っているのか。そのポイントをお教えしましょう。

タテ振りはボールとの間合いが大事!できるだけ近くに立って振る

以前はこんなに遠かったですか?( 笑)もっと遠いくらいだったよ
小祝のアイアンショットの連続写真をチェック。「後方から見るとめちゃくちゃいい軌道で振っているがわかりますよ」と辻村。いい軌道とは“タテ振り”のことで、高く上がってスピンがきちんと入る球筋を打つための必須ポイント!まずは、この軌道で振るイメージをもつことが大切だそうだ。

タテ振りのスイングは構えも大事です。左の写真がさくらをコーチしはじめたころのアドレスで、ボールとの距離がかなり遠かった。これを修正するのに限界までボールの近くに立たせてスイング(写真中)。そこから、少しずつ離れていって無理なく振れる位置に調整(写真右)。できるだけボールの近くに立つことで、自然にタテ振りになりました。

スイング全体はアップライトな“タテ振り”をイメージ!

アドレス時よりもインパクトゾーンでのシャフトの傾きのほうが立っているアップライトなスイング軌道。手元が体から離れず近くを通っているのもポイント

フォローでもシャフトが立った状態で振り抜かれていく。手を動かしてタテに振るのではなく、手元は体の回転と同調させて連動して動かすことが大事

いかがでしたか? ぜひ、レッスンを参考にして練習してみてください。

レッスン=辻村明志
●つじむら・はるゆき/ 1975 年生まれ、福岡県出身。2000 年プロ入り。

レッスン=小祝さくら
●こいわい・さくら/1998年生まれ、北海道出身。158cm。19年はサマンサタバサガールズコレクションで初優勝。

写真=相田克己
協力=鎌ヶ谷カントリー倶楽部

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