
受刑者の更生プログラムに「ゴルフ」が最適?再犯率はいかに
ゴルフ大国アメリカでは普通であれば、ゴルフが「できない」「させない」受刑者たちが塀の中でゴルフをして、それが更生につながっているというニュースを見た。
これにタケは、ゴルフができる喜びを読者にももっと感じてほしいと思う。
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寒いからゴルフをしないだって?
「できる」ありがたみ、忘れていないか!?

ハローエブリバディ!そろそろ寒い冬がやってくるが、寒いから「ゴルフをしない」ってゴルファーがいる。そんなの本物のゴルファーじゃ〜ありませ〜ん。「しない」って自由があるからこそ言える言葉。「できない」「させない」っとなったらどうする?
そんな状況は、ゴルフが存在する国にはあり得ない。あるとすれば〝塀の中〞、そう刑務所に叩きこまれる場合だろう、と思いきや、信じられないすごい国なんですよ、米国は。
ワシントン州にある刑務所、シダー・クリーク・コレクション・センター(以下・CCCC)は、懲役6年以下の受刑者たちの社会復帰のための矯正センター。ここに、史上初のゴルフセンターがあるというから驚きだ。スタッフ主導のゴルフプログラムであり、全米でも数少ない独創的な新しい取り組みの本拠地でもある。
「〝ゴルフのルールは人生のルールである〞というシンプルなことですが、深い意味をもつ考えに基づいて構築されて、規律、忍耐、誠実さを投獄された受刑者に、社会復帰後に生きていく術を教えることができる」と、施設の教育長、ティム・スラッシャー氏が語る。ただ、矯正する側の意見であり、刑務所の中でゴルフをする受刑者はいるのか?という疑問もある。
受刑者のテファン・トーマス氏は「ゴルフを楽しんでいるだけで、受刑者同士が仲よくなれます。それはお互いを知るよい機会になるのです」と語っている。ワシントン州には独特のワシントン・ウェイという矯正方法が存在していて、規律、内省、個人の成長を促進する活動で、スタッフと受刑者の両方の精神的健康をサポートすることも促進されているのだ。
このCCCCには、実際のゴルフコースは存在しない。ソフトボールの球場に人工芝のマットを敷き練習をしているのだが、最近、5名の受刑者が塀の外の本物のゴルフコースへプレーをしに出て行った。米国司法省のデータでは、受刑者の約3分の2は塀の中に戻ってくるだが、CCCCのゴルフプログラム出身者は、現在のところ〝ゼロ〞。このプログラムが今のところ成功を収めていることを示している。
ルールで縛られている刑務所の中。6年以下の刑期が終われば、生涯スポーツのゴルフを満喫できるはず。「経済的にも容易くできるスポーツではないゴルフを継続するには、収入も必要になる」とテファン受刑者は語っており、ゴルフにはそこまで魅力があるのだ。
極寒の冬がきても、自由にラウンドや練習ができるみなさん、思いっきりゴルフを楽しもうではありませんか?日本の塀の中では、ゴルフはできませんぞ!
いかがでしたか? ぜひ、これからもゴルフを楽しんでくださいね!
タケ小山
●小山武明(こやま・たけあき)/1964年生まれ、東京都出身。プロゴルファー、ゴルフ解説者。テレビ「サンデーモーニング」(TBS)、ラジオ「Green Jacket」(InterFM897)ほか、多数メディアで活躍。
イラスト=北沢夕芸
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