「下半身どっしり」っていいがちだけど…!?正しいアドレスを人気コーチがレッスン!
「下半身どっしり」っていいがちだけど…!?正しいアドレスを人気コーチがレッスン!
アドレスもスイング中も「 下半身はどっしりさせる」のがいいとよく聞きますよね。
ところがこの「どっしり」がクセモノで、「 下半身の固めすぎは、何もいいことないですよ」というのは兼濱開人コーチ。今回は正しい「どっしり」をレッスンしてもらいました。
下半身が動かなくなる「どっしり」は逆効果
下半身はスイングの土台となるため、足腰を安定させて構えるのはとても大事なことです。しかし、安定させようとすると下半身を固めてしまうゴルファーがとても多い。とくにヒザを深く曲げ、重心を低く下げすぎて固めると、スイング中に下半身が動かなくなってしまいます。
それが結果的に、回転不足や手打ち、体の伸び上がりなど悪い動きを招いてしまう。下半身の動きを制限してしまう「どっしり」は、百害あって一利なしです!
土台を安定させようとして両ヒザを深く曲げると、下半身が固まってしまう
両ヒザを深く曲げるとインパクトでは両ヒザが伸びて、上体が起き上がってしまうケースも多い
コレが自然体!楽に立った姿勢からアドレスに入る
安定性を高める正しい「どっしり」とした構えを作るには、直立姿勢から上体を軽く折り曲げたアドレスをとるのが一番です。日常的に立っているときに近い姿勢から、スッとアドレスに入る感覚で、よくいわれる「自然体で構える」というのはこうした立ち方なのです。
日ごろから立っているときは、無意識ですが下半身を安定させようとしますよね。ゴルフのアドレスも不自然に安定させようとしないことが、正しく「どっしり」構えるコツなのです。
両ヒザを深く曲げるのは、日常的な立ち方とはほど遠い。不自然な姿勢になってしまう
レッスン=兼濱開人
●かねはま・かいと/1990年生まれ、沖縄県出身。東京都の広尾ゴルフインパクトで多くのアマチュアをレッスン。飛ばしを追求し、19年のドラコン大会では平均329ヤードを記録して優勝した。
構成=三代 崇
協力=新武蔵丘ゴルフコース