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ドライバーで曲げない簡単な打ち方!「野球のバントのイメージで…」【記事まとめ】

今回は、「ワッグルONLINE」で9月下旬に公開した記事の中で、アクセス数が多い人気のギア記事TOP3を紹介していきます。

まず紹介するのは、第3位の記事です。

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第3位:女子プロが一番すすめたい練習法とは?スイングの基礎を作る!

〝なっち先生〞こと大谷奈千代が、コーチに転身して気づいた「プロとアマチュアの考え方の違い」は、スイングの改造や強化以上にスコアアップの効果がある。そこで「頭と心の中を変えるレッスン」を毎月掲載!

基礎であり、原点回帰もできるハーフスイングのススメ!

ハーフスイングの練習は、うまくなるためにも調子を取り戻すためにも重要。大谷自身もツアープロ時代だけでなく、今もスイングの良し悪しはハーフスイングでチェックしている。「手が前に出すぎてしまわないように足を使う意識をもつなど、体の連動性を確認。タイミングが合うまでハーフスイングを繰り返し行なっています」(大谷)

今月は、私が生徒さんにレッスンするときの一例を紹介します。まずはグリップ、次にアドレスを教え、そしてハーフスイングでボールを打ってもらう。すると、ハーフスイングが上手な人と、苦手な人に分かれます。

ハーフスイングでうまく打つには、ハーフウェイバックまでクラブを上げたら、切り返すときは「下半身を動かす→上半身を動かす→手を振る」の順でスイングしますが、大人よりもジュニア(子ども)のほうが上手にできる。大人はもっとも器用に動かせる手を使って振るので、手打ちのスイングになってしまう傾向が強いのです。とはいえ、私の生徒さんも大半は大人になってからゴルフをはじめた人たちですから、体の連動性を正しく行なえる方法をレッスンします。

コツは、アドレスを作り込んでしまわないこと。ゴルフにかぎらずスポーツの動作は体の連動で行なわれますから、固めて動けなくなってしまうのは本末転倒。アドレスは運動連鎖とセットで教えるようにしています。

正しいアドレス+運動連鎖を学ぶためにオススメのドリルが「ステップ打ち」です。バックスイングでは右足を軽く踏み込み、その反動でクラブを振り上げる。ステップが踏めるということは、体が固まっていないということになります。ダウンスイングでは左足を軽く踏み込み、フットワークを使った下半身リードから上半身を動かして打ちますが、振り幅はもちろん冒頭でも説明したハーフスイングからスタートしてください。

このドリルで習得する「動きやすいアドレス」「体を順序よく動かして打つ」ハーフスイングは、スイングの基礎や応用、不調から立ち直るための土台にもなります。この土台をビギナーの域を脱するまで、80台のスコアが出せるようになってからも大事にしている生徒さんは、私の想像以上に上達していきます。反対にこれを疎かにしている生徒さんは……。この記事を書いていて「もっとハーフスイングの重要性をアピールし、徹底指導しなくちゃ!」と思いました(笑)。

ハーフスイングの重要性の記事でした。ぜひハーフスイングを練習に取り入れてみてください。

大谷奈千代

●おおたに・なちよ/1984年生まれ、兵庫県出身。05年のプロテストに合格。ステップアップツアー2勝、11年には賞金シードを獲得。現在はレッスンにやりがいを感じ、コーチに転身。アマチュアやプロの卵を精力的に指導している。

アクセス数第2位の記事はこちら。

第2位:正しいグリップの握り方とは?「インパクトで強く叩ける…」と人気コーチが解説

ゴルフは多くの道具とさまざまな打ち方を組み合わせてプレーする。「何がうまくなればスコアアップできるのか」と迷うこともあるだろうが目澤秀憲コーチは「80を切るまではドライバーが最重要」という。

インパクトで強く叩けるグリップになっているか

インパクトで一番強く叩ける左手の向き。左手1本でクラブや細い棒状のものを持ち、クッションや座布団などを叩いて左手の向きが上のどれになるかをチェックする

グリップで一番大切なことは、「もっとも力が出やすい握り方をしているか」です。では、どう握れば
いいか説明していきましょう。

そのポイントとなるのが、インパクトで一番強く叩ける「左手の向き」を知ることです。それがわか
れば自分に合ったスタイルが見つかります。

自分にどんなグリップがあっているかを見つけるためには、左手1本でクラブを持ってインパクトバッ
グなどを叩いてみること。細い棒状のものでクッションや座布団などを叩いてもいいでしょう。利き手でなく、器用さに欠ける左手で強く叩けるインパクトの形は、自ずと次の3種類に集約されます。

❶ 左手甲がターゲット方向を向く
❷ 左手甲がやや正面を向く
❸ 左手甲が❶と❷の中間を向く

これが確認できたら、インパクト時の左ヒジの向きもチェックしてください。左ヒジが外側を向いているか、内側を向いているか。左手甲がターゲット方向を向いていれば、左ヒジは内向き。やや正面方
向を向けば外向き、両者の中間になる方もいます。

この左手甲と左ヒジの関係をそろえてから右手を添えてグリップすれば、フィットして力が出やすく、
インパクトでの再現性も高くなります。

また、通常グリップは左手甲の向きにより、スクエア、ストロング、ウイークの3つに分かれるとされますが、これらもインパクト時の力の出し方と相関関係があります。

たとえば、タイガー・ウッズはスクエア、ダスティン・ジョンソンはストロング、ブライソン・デシャ
ンボーはウイークグリップですが、3選手ともグリップありきではなく、力の出しやすさありき、のグリップだと考えられます。

インパクト時の左ヒジの向きもチェック

左ヒジの向きが外側か内側か。左手甲がターゲット方向を向いていれば内向き。正面方向を向けば外向き。両者の中間になる人もいる。左手甲と左ヒジの関係をそろえてからグリップする

ぜひご自身のグリップと左ヒジの向きを確認してみてください。

ゴルフコーチ目澤秀憲

●めざわ・ひでのり/1991年生まれ、埼玉県出身。5歳からゴルフを始め、プロゴルファーを目指す。日本大学法学部卒業後、「TPI」(タイトリスト・パフォーマンス・インスティテュート。アメリカのインストラクター養成プログラム)を知り、セミナーを受講して感銘を受ける。24歳で指導者に転身後は、ボストンでの語学留学を経て、TPIの5つの資格のうち「ゴルフ」と「ジュニア」の最高水準であるレベル3を取得。一般ゴルファーへのレッスンをしながら、2021年には松山英樹と専属コーチ契約。松山のマスターズ日本人初制覇に貢献した。ゴルファー個々の身体的特徴に合った動きを教える「コーチング」をベースに指導。昨年から河本力のコーチも務め、ツアー優勝へと導いた。

文=岸和也
写真=高橋淳司、田辺安啓

アクセス数第1位の記事はこちら。

第1位:ドライバーで曲げない簡単な打ち方!「野球のバントのイメージで…」と解説

ゴルフにミスはつきもの。しかし、ラウンド中、同じ失敗を何度も繰り返すとベストスコア達成は遠のいてしまう。今日出たミスは1度まで!コースでありがちなミスを集め、次は絶対に失敗しない工夫や打ち方をレッスンする。

ティーショットの刻みはドライバーでバント!

ドライバーよりも飛距離や曲がりを抑える「刻み」のショットはドライバーでもできる。むしろ、野球のバントのイメージのようなドライバーショットのほうが、大きなミスにならない!
FWやUT(上2つ)よりもドライバーのフェースは断然広い。「普段から200ヤードくらいを打つ練習をしておくといいですよ」(樋口)

左右が狭い、ドライバーでは突き抜けてしまうホールのティーショットは、FWやUTでの「レイアップ」を選択することがあります。でも、思ったとおりの好結果にならない……。そんな人には「ドライバーでのバント」をオススメします。

ドライバーのフェースはFWやUTの倍くらいの広さがあってミートしやすいし、ミスヒットの寛容性も高いので安心。フルショットでプラス10ヤード飛ばすのは困難ですが、飛距離を落とすのは簡単ですよね。ドライバーを飛ばさない工夫で狙ったエリアにレイアップは、僕もラウンド中に多用しています。

地面をソールで擦る素振りが有効

ドライバーでのレイアップは、打つ前ソールで地面を擦る素振りをし、極端なダウンブローやアッパーブローにならない入射角を体感。地面を擦ろうとするとスイングも自然とコンパクトになる。この素振りの感覚で打つ

ドライバーのレイアップで打つ場合は野球のバントをイメージしてみましょう。

レッスン=樋口貴洸

●ひぐち・よしひろ/1997年生まれ、埼玉県出身。JGTOツアーメンバー。花咲徳栄高校、東京国際大学ゴルフ部を経て、現在はツアープロを目指しながら東京都港区の「Golf&Fitness Point 芝浦」でアマチュアを指導。コースでのスコアメイクに役立つレッスンに定評がある。

写真=田中宏幸
協力=取手桜が丘GC(アコーディア・ゴルフ)

いかがでしたか? ワッグルONLINEは、まだまだ多くの情報を載せた記事を公開しています。ぜひ、ご覧ください!

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